医学部の選び方。みんなの基準は何?
皆さんこんにちは
始める前に簡単に自己紹介させて頂きます。
私は2024年現在、医学部6年生です。浪人を経て医学部に入学し、幸運なことにストレートに進級し卒業が確定しました。在学中にUSMLE(米国の医師国家試験)に合格し、将来は外国でも臨床ができれば良いなと考えております。質問などあれば是非メッセージをお待ちしております。
振り返ってみると大学の6年間はあっという間でした。入学時の写真などを見返すと、老けたな、なんて思うこともあります。やつれなのか、運動のせいでシミが増えただけなのか分かりませんが中身も成長できていたら嬉しいですね。
今回の記事では
医学部の選び方
です。これから受験を控え、合格したら悩む時が来るかもしれません。勉強の箸休めとしてもご一読頂けましたら嬉しいです。
・大学入学前に思い描いていた6年間
私は浪人して大学に入学しました。実は浪人時代から海外で医師として働くことに憧れがありましたが単純に学力とモチベーションがあっていなかったんです。医学部に入ったら、米国の医師免許を学生の間にとり、卒後はすぐにアメリカで働きたいなんて考えていました。実習(ポリクリと言われます)でも積極的に参加し外科的手技も早く学びたい。とにかく早く1人前の医者になって海外で働きたい。
これ今思うとすごい気力ですね。エネルギッシュですね。
果たしてこれを6年間遂行できたのでしょうか。
・6年間を振り返ってみて思うこと
結論から言うと、意外にも大体は達成できているんです。自分でも少し頑張ったんだなと思います。米国の医師国家試験は全部で3つあり、1番最初が関門とされています。step1と呼ばれます。時間があまりなく、実はstep1しか合格していないのですが、国家試験と並行して残りも現在勉強中です。
実習でも比較的真面目に取り組んだ方ではないかと個人的には思うのですが、どうなんでしょうか。確かに早く帰りたいと思う日もありましたが、それは遊びたいと言うよりも試験勉強をしたいからで決して不真面目に、、、、
一応、目標にしていた外科的手技(糸結びとか)の初歩も勉強できましたし今でも忘れないように練習しています。なので総合的にみて色々頑張った方なのではと思っています。
ただ、振り返って思うのは、一番難しいのはやはりモチベーションの維持でしょうか。どれも一人でできたことではなく、仲間がいたから頑張れたことが大きいです。つまり環境因子です。周りがやるから自分もやるし出来る、そんな感じです。
医学部に入学する人の背景は実は様々です。私は入学前、みんなてっきり医者になりたくて入っている人ばかりだと思ってました。しかし、蓋を開けてみるとそんな事も意外にない。
純粋に、頭が良いから受けたら受かってしまった、あまり興味もないが親から勧められた、医師免許は最強の免許だから免許欲しさに入学した、など。当然、医者をやりたい人の方が多いですがね。
浪人して勉強しかしてこなかった私は井の中の蛙でしたね。
色々な人がいるこそ大学って面白いです。これは医学部に関わらず、どの大学、学部へ行っても言える事だと思います。個人的には大学は勉強をしに行く場所ではなく人とたくさん話して交流する場所だと思います。それが大学生の醍醐味ではないでしょうか。
長くなりましたが、
誰も教えてくれない大学の選び方
をまとめます。
あくまで個人の意見です
・やりたいことが多いなら、進級が緩いところを選べ!
私のように米国の医師免許が欲しいならば、大学の試験勉強に追加して勉強する必要があります。正直つらいです。特に進級が厳しい大学なら尚更どちらも本気でやらないと留年する可能性があるので大変です。
別に留年してもお金がかかるだけでは?と思うかもしれませんが、米国の病院に就職するとき、年齢と卒業年数などは見られます。絶対に突っ込まれるポイントになるので留年はなるべく回避した方が良いでしょう。当然6年もあれば健康問題で学年を落とさないといけないかもしれませんが、その場合は仕方ないし就職には影響しないはずです。防ぎ用がありませんからね。
・海外へ出たいなら、海外思考のある大学を選べ!
全国に医学部は確か88あるんですよ。それでどの大学でも毎年10人くらいはUSMLEを受験して受かっているみたいです。なので正直どこに行っても海外思考のある学生はいるとは思います。
私の周りにもやる気はあったが挫折してしまった、などの声をよく聞きます。医学部に入る頭はあってもモチベーションの維持はまた別の話です。オープンキャンパスで直接聞くでも良いし、今ならSNSが発達しているのでなんでも使って聞くのが良いと思います。
まとめ
私が大学を選んだ時は、なんとなくで決めました。あまり深くまで考えてはいませんでした。運命に身を委ねていたので別に悪いと思いませんし、振り返ると6年間はとても楽しかったです。
皆さんも楽しい6年間が過ごせると良いですね。