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小指の大切さ

事故は突然訪れる。
昨日の朝、私は包丁ピーマンを切っていた。
いつもの朝ごはん、ピーマンと卵炒めを作りために。

耳では話題のクラブハウスを聞いており、その内容に耳を傾けていたその瞬間

・・・っ!!

私が切ったのはピーマンの脇にいた私の左小指(の一部)だった。
なぜかピーマンを支えていた左手が回内(内側を向くこと)し、小指が包丁の下に来ていたのだ。
そしてさーっと出てきた赤い血。
数分水道で指を洗っても、血が止まらない・・・
傷口は指先近く、長さは1cm、爪にも数mm及んでいる。。
「洗ったらまず圧迫、でも多分縫合が必要」という冷静な考えが頭の2割、残りは「なんで??」というパニック。。
ひとまずティッシュで傷を圧迫。
ちょうど親指で押さえやすい位置。
10分ほど圧迫し、傷はぱっくり開いているもののなんとか止血したので被覆剤で覆って病院へ。

診療前の外来で外科の先生を探してさまよっていると看護師さんから「先生どうしたの?」と声をかけられた。
「包丁で指を切りまして・・」と正直にいうと
「まぁ!朝から料理なんて偉いですね!」と褒められた。
その後外科の先生に傷を見せると、「ま、縫った方がいいね」とのこと。
先生、お願いします!

外来処置室のベッドに白衣で横になる私。
さっと消毒、穴あきシーツがかけられる。
局所麻酔。わかってはいるけど、痛い・・・
その後、縫合の時はほぼ全く痛みを感じず。
お医者さんってすごいなぁと、患者の立場になって感じました。
あと看護師さんに被覆する絆創膏の貼り方を習ったのもありがたかった(後述)。

仕事場に行くと今度は激痛が。
「ロ、ロキソニンください!」と看護師さんに泣きつき手持ちのロキソニンをいただく。ありがたい。。

そんなこんなで現在左小指が使えない状態です。
今回の経験から学んだこと、困ったことと、対処法などを書き並べてみます。

・パソコンのタイピングがしづらい
ちょうどAのキーが打てないため、左薬指がカバー。
ただそうすると左手の指が一つずつ左にずれて大変打ちづらい。
この記事も普段よりかなり時間をかけて打っています。。

・手が洗いづらい
左小指が濡らせないため、とにかく難しい。
両手がしっかり機能してはじめて手洗いはスムーズにできるということを実感。それでも時間をかければ洗えることに気づきました。
ちなみにアルコール消毒についてはこの方法(ビニール袋法と名付けています)を右手でやってみました。片側の重度麻痺や切断の方におすすめです。
https://wakayama-med-reha.com/?page_id=2995

・手袋がつけづらい+痛い
医療用の普段のサイズの手袋は入らないため大きめに変更するも、指に力がかかると痛いため装着に時間がかかる。
検査などの時はしばらく後方支援に回ります。。

・着替え、入浴、食器洗いなど生活上の多くのことに時間がかかる
・重いものが持ちづらい

・指の拘縮(関節が硬くなること)が心配
左小指の第一関節は曲げると多少痛いのでテープで動きを制限しています。テープを剥がしたときに清拭(きれいに拭く)と関節を痛くない範囲で動かすつもりですが、、

逆によかったこと
・指先のテーピングを学んだ。
この切り込みが大切だと感じました。
もしお困りの方がいらっしゃれば一案として。

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・料理していることがアピールされ、褒められる
これぞ怪我の功名。ただ代償は大きい。。

以上、もろもろ書いてみました。
おそらく一番学んだことは小指1本の大切さです。
指1本が機能しないだけでこんなにも動作がやりづらく、時間がかかるものかと。。

あと痛みの辛さと、痛み止めのありがたさ。
痛みは集中力を削ぎ、やる気をなくすと思いました。
しばらくロキソニンのお世話になります。。

経過はまたTwitterでシェアします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
皆さんも包丁を持っているときはくれぐれも注意してください。。


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