西山朋佳の凄さと棋士になってからの不安
西山朋佳が直近の男性棋戦(といういい方はありませんが便宜上;以下同様)で13勝7敗で、規定をクリアしたために棋士編入試験を受けることになりました。
ここ数年は福間香奈と共に女流棋界を引っ張る存在なだけに、女流棋士ファンには今更感がありますが、西山の凄さをお伝えできればと思います。
1.女流タイトル獲得歴
2021年4月に奨励会から女流棋士になって、それ以前から獲得していたタイトルも含めると、既に16期獲得しています。
女流棋戦も男性棋戦と同様八冠あり、今もそのうちの三冠を保持しているので、文字通り福間香奈五冠と二分していることになります。
2.男性にも強い
男性棋戦でも結果を残しています。
もちろん、直近で結果を残したから棋士編入試験を受けられるのですが、2016年以降の男性棋戦でも通算で勝ち越してます。(24/07/04現在47勝44敗;女流棋士やアマチュアも含む)
最近ではタイトル獲得歴のある木村一基九段やタイトル挑戦歴のある佐々木大地七段にも勝ちました。(直近の朝日杯では負けたみたいですが)
・さいごに
でも仮に棋士編入試験をクリアして女性初の棋士になってからも不安が1つあります。
それは対局数が多いことです。
昨年で女流棋戦だけ70局あったそうです。
これがもし男性棋戦を含めたら年間100局は超えてしまう可能性があります。
さすがに3日に1局はハードすぎます。
女流棋戦の方はスーパーシードにするなどの特例を設けて、才能ある女流棋士を守ってほしいと切に願いします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?