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中学受験のメリット・デメリット
そろそろ中学受験の季節ですね。
自分も約40年前に中学受験をしました。
そして、結果として中高一貫校に入り、そのままエスカレーターで大学まで卒業しました。
当時と今では大分受験事情も違っているかと思いますが、自分の経験も振り返って、当事者にとっての中学受験のメリット・デメリットをあげてみます。
学費が高い・大都市圏に集中してるなどの当事者以外の経済的・地理的な問題は今回は触れません。
○メリット
1.中高一貫校に入れば高校・大学を受験せずに進学できる
何といってもこれが一番大きいです。
3年ごとに受験するのはかなりプレッシャーが掛かりますし、浪人のリスクもあります。
中高一貫校に入れば、それを回避することができます。
(留年・退学のリスクはありますが)
2.受験勉強に費やすリソースを他に回せる
将棋の中村太地八段は将棋に専念するために早稲田実業学校中等部に入り、高校生で棋士になりました。
藤井七冠も同様に中高一貫校に入り、中学生で棋士になりました。(高校で中退してしまいましたが)
このように、受験勉強の費やすリソースを他に振り向けることが可能です。
スポーツで活躍することもよく聞きます。
逆に、無駄に過ごすケースもかなりあるかと思いますが。
○デメリット
1.入学したら燃え尽き症候群になる
もちろん人によりますが、これが一番のデメリットです。
自分はこれで中学に入ってから一切勉強しなくなりました。
人によってはそれで留年・退学することもあります。
2.詰め込み教育をすることで、発想の柔軟性が失われる
意外と軽視されがちですが、受験勉強は完全に詰め込み式です。
一番頭が柔らかい時期に詰め込むことで頭でっかちになってしまい、発想の柔軟性などを失わせることに繋がるのではないでしょうか?
また、親の意思で受験させると、子供の自主性を損ねることにもなりがちです。
・さいごに
親としては経済的な余裕があれば、早めに子供を優秀な学校を入れたいのは山々でしょうが、意外とそのデメリットについては意識していないように感じます。
また、親に学歴コンプレックスがあると、子供を進学校に入れようと考えがちです。
中学受験は親の意思が9割です。
子供にとって本当に大切なことは何か、受験の前に今一度立ち返ってはいかがでしょうか?