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世紀末、世界を変える少年少女に「乗りな!」と言えるババアになりたい【42/100】


「タイトルから気が狂ってるな」と思った人は正常なので、そのまま誇りを持って生きていってほしい。

出オチではあるのだが、わたしはタイトルのようなことをしょっちゅう考えている。

自分は物語の主人公のようにキラキラした人生を歩めるタイプではないと最初に気付いたのは思春期真っ只中で、それ故に「東京に出れば変われる」なんてことも思った時期もあった。

しかしながら綺羅びやかな容姿も、ずば抜けた頭脳もないわたしは、どう足掻いてよく見積もっても主人公の隣にいるサブキャラクターでいることが関の山だ。
読者投票をされたら「第11位!」と、画像が乗らずに名前だけ一覧の中に入るようなタイプであると自負している。

サブキャラクターに不満があるのか?と言われたら、まったくない。華やかな人生は、華やかに生きるべき人々に譲る。平々凡々でいい。

ただ、サブキャラクターでも出来たら一席投じれるサブキャラクターになりたいと思っている。


夫との会話


最初に「サブキャラババアになりたい」という話をしたのは夫である。
わたしの突拍子もない話を聞くことが得意な夫は、一通り話を聞いたあと「けどりんちゃん運転できないじゃん」と至極真っ当なツッコミをしてくれた。

そう、わたしは運転ができない。
里帰り先では車が必須だというのに運転ができないので、誰か他人の車に乗らねば家から出ることもできない。


「じゃあ夫ちゃんが車を運転するかかりでわたしが、未来を変える少年少女に声かけるババアやる」
「りんちゃんいいとこ取りじゃん」
「そしたら夫ちゃんも設定考えればいいじゃん」


そんな話をしてて、わたしたちのなりたいジジイとババアの設定が決まった。 


ジジイ(夫)

・過去の紛争から右腕がサイボーグ
・寡黙な人物。主人公たちが声をかけても絶対に話さない
・運転は荒いが主人公たちを確実に送り届ける
・実はサイボーグの腕に銃がある。ので、主人公たちが追われる時に敵に向かって銃を撃って爆発する
・本誌最後の言葉(=唯一喋ることば)「生き残れよ」
・最終回後の単行本で、平和になった世界で釣りを楽しむ姿が描かれる(生きてる)


ババア(わたし)


・髪の毛が長いババア。運転ができない。
・代わりに物覚えが良く、昔の道や一度行った場所を覚えているのでナビ担当
・よく昔の話をして主人公たちにうるさがれるが、その一言が主人公たちに次につながるヒントとなる。
・最後はジジイと一緒に主人公たちを守って車ごと敵に突撃
・最終回後の単行本で、生きてる様子が描かれる


夢の世界線でもデフォルトで運転ができないが、まあ夫にも出番は必要なのでこれでよしとしよう。
世紀末の世界でも一緒にいてくれるということにはニッコリせざるを得ない。



主人公になれなくても 

本当は主人公になれたらかっこいいのだと思う。
けど、やはり何度考えてもわたしはサブキャラクターだ。
けど、出来たらその主人公たちになにかしろの一石を投じることができるサブキャラクターでありたいと思う。

空想の世界でももちろん、実際の世でもそんな人物になれたらかっこいいなと思う。
次の主人公候補が60日後に生まれる予定だから、現実には最大限その子が輝けるサブキャラクターになりたい。
それ以外にも誰かしろにとっては重要なサブキャラクターになれたらラッキーって感じ。

世紀末がこないのが一番だけど。
みなさんは世紀末、どんな人物になりたいですか?

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りん
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