『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の感想
映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の簡単な評価と感想です。
※ネタバレあり
評価
ストーリー 6
キャラクター 7
音楽 7
演出 7
アスラン 10
総合 37/50
ストーリー 6
コンパスは現実より各国から独立した強い国連というイメージ。
武力介入しても中々戦いは止まらず上手くいかないというところを現実的に描いている感じが良かった。
特殊能力者が率いる新興国がメインの舞台というところはコードギアスの新作劇場版に近いと感じた。
途中結構ドロドロした昼ドラじみていたが、そこを通してデスティニーで描かれなかったキラやラクスの人間味のある部分に焦点が当たっていたのは好き。
アコードの詳細とか女王がキラの出生に絡んでいそう?だったり語ると色々ありそうだがバッサリ切ったのはこの尺では好判断。
意外と皆デスティニープランを引きずっていた。
プランのおかげでファウンデーションの国自体は発展していたようなので、今回のような横暴さえしなければ悪くない気も。
プランの是非についてちゃんと問われる展開にならなかったのは消化不良感がある。
連邦が相変わらず空気だったのが寂しいが連邦まで絡むと尺に収まらないのと、アズラエルを超えるキャラは中々難しいか。
話としてはギアスのようにファウンデーションの敵方で1人くらい生き残った方が将来に繋がった気がする。
イングリッドは惜しい。王道の展開を破っても生き残った方が良かったと思う。オルフェも罪は免れないが生き残って未来に繋げてもらいたかった。
女王は死ぬけどオルフェは生きて変わるぐらいの感じが理想。
結末はファウンデーションを打倒しただけで元々の問題が解決したわけではないが、キラとラクスの気持ちが良い方向に向かったのでスッキリとした終わり方に感じられた。
キャラクター 7
キラが前作の頃と違って悩んでいるのが良い。
SEEDの頃のような人間味が戻っていた。
溜まった感情を吐き出せて、アスランと乱闘するシーンは最高。
みんな弱いんだから仕方ないだろ!とか本音言っちゃうところも好き。
シン君はあまり変わらない印象だったけど、キラに懐いているのが意外だった。後半に無双してくれて前作の鬱憤を晴らされた。
ステラが怨霊みたいになってたのは笑ったが大丈夫なのか。
作品で一番もっとこうならと思ったのは敵キャラ。
もう一癖一山欲しかった。
後半のオルフェや女王の本性が揃ってシンプルな悪役すぎた。
前作の議長の方が大物感があった。
新キャラだとアグネスが強烈なサークルクラッシャーという感じで印象が強かった。軍事組織にあんな奴を置いておいてはいけない。
いくら能力あってもそりゃシン君の方が選ばれる。
あれで生き残ったのがびっくり。逆シャアなら死んでた。
しかしキャラとして吹っ切れすぎていてなぜか悪印象は無かった。
時間はかかりそうだが更生してほしい。
音楽 7
長い年月を経て再びSEEDで西川さんの歌が聞けたのが感慨深い。
BGMは全体的に変わらず良かった。
演出 7
メカ、戦闘描写は20年を経ての凄まじい進化を感じた。
とにかく良く動き綺麗だった。
強いて言えば目が追い付かずもう一つ見やすさが欲しかった。
遅くても迫力やリアリティが無いので難しいところだとは思う。
戦闘の場面転換が多めに感じたので、一つの戦闘を続けてじっくり見せてくれるところも欲しかった。
ファーストからグレードアップされたゲルググやズゴックがかっこいい。
ライジングフリーダムは青色が明るすぎるがその辺は好みか。
新機体が退場して最終戦は前作の機体に戻るというのは王道だがロボものとして大好きな展開。やっぱりシンはデスティニーが似合う。
イザークとディアッカの相手についても何か強い機体が欲しかった。
最後の戦闘はせっかく複座同士のバトルになるのが熱かったので敵にもう少し頑張ってもらいたかった。
SEEDのラストバトルくらいボロボロになるのが好み。
アスラン 10
見た人はみんな言うと思うけどアスランが存分に暴れまわった。
キラと対照的に今回は一切悩まずに力を発揮したのが功を奏し爽快感があった。
ズゴックの動きはあからさまなオマージュだがかっこいい。
今回は負ける場面が無くキラより強い可能性ありそう。
心を読んでくる敵をハレンチな妄想で乱すのはずるい。
これをSEEDでやって良いんだという、作品自体の殻を破った感まである。
SEEDとしてはっちゃけ過ぎと捉えるかは好みが分かれそう。
・まとめ
前作デスティニーで残ったモヤモヤを吹き飛ばしてくれた。
キラを悩ませアスランを悩ませないという判断は素晴らしかった。
尺が足りなかったり、もっとこうならという部分はあるが総合して満足ラインは軽く超えている。
長年待った甲斐はあった。