
【FF14】「絶もう一つの未来」クリア感想 ~学者未経験で絶チャレンジ編~
「絶もう一つの未来」(絶エデン)を先日クリアしました。
期間としては週4~5日活動で3ヶ月くらい、クリアまで150時間弱かかりました。
時間はかかりましたが、無事クリアできたので個人的にはプレイして良かったです。
せっかく時間をかけたことですし、自分の思ったことを一通りここに書き残しておこうと思います。
目次ごとに内容は独立しているので、興味のある箇所だけ読んでみてください。

挑戦の経緯
元々は絶エデンをやる予定はなかったのですが、以前に絶竜詩でお世話になった方から10月上旬に誘われてやることになりました。
自分に声をかけてもらえたのは嬉しかったですし、相手の性格や技術的な水準も大体わかっていたので、前向きに受けられました。
誘ってくれた人に聞いたところ、私がLH級零式の感想について書いた記事をPTリーダーに見せたのがきっかけで声がかかったそうです。
自分の整理のために書いた文章でしたが、何がどう繋がるかわかりませんね。
別の方も「レイドやった人は感想を書いて欲しい」ということをよく言っていて、確かに実績や面接ではわからない部分も文章には出てくるのでそういうメリットはあるのかもしれません。
PTメンバーについて
PTメンバーはレイド実績で縛りを設けるよりは人脈を辿る形で集め、全員誰か1人くらいは話しやすい相手がいる感じだったかなと思います。
雰囲気的にもあまり人間関係でギスギスする場面はなかったと記憶しています。
私が参加する際、私の友人も一緒に入ることになりました(LH級の記事に出た人と同一人物)。
友人はLH級が初零式だったので絶エデンが初絶。
他にももう一人初絶の方がいました。
とはいえ2人ともプレイスキルは十分高く、ベースの技術面で問題になることはほとんどなかったですね。
絶特有のノウハウなどはやはり経験があると有利な部分にはなってきますが、そこは他の人がある程度カバーしながらできたかなと思います。
固定PTのジョブ構成としては私がH2で、他7名はナイト(MT)、暗黒騎士(ST)、占星術師(H1)、侍(D1)、ヴァイパー(D2)、踊り子(D3)、ピクトマンサー(D4)でした。
近接枠以外はパッチ7.1のテンプレ構成ですね。
基本的には、現行絶なら多少不慣れでもメジャーなジョブを使った方が攻略はスムーズかなと思います。
特定のジョブに深い経験がある人は別ですが、よほど上手くないとジョブ適性の差をひっくり返すのは難しいですね。
なお、MTSTは初日にダイスを振って決めていました。なかなか斬新な決め方ですが、どちらがMTでも問題なかったのでそのまま最後まで行きました。
未経験でも学者を選んだ理由
ポジションとしては、私はLH級の時と同じくバリアヒーラー(BH)を担当し、ジョブは賢者から学者に変えました。
理由は幾つかありますが、
・先行攻略組は学者の採用率が高いのでトレースしやすい
・絶は最終フェーズ以外はバーストの比重が高いのでバースト強いジョブが有利
あたりが主な理由です。
賢者も十分強いジョブだと思いますし、リーダーからも賢者でも良いと言われていました。
ただ、自分自身LH級で使っただけ(暁月までは黒魔と召喚)で賢者の練度が特別高いわけでもないですし、一般的なジョブ構成に寄せた方がトータルで良いだろうという判断ですね。
そうは言ったものの、学者を全く使ったことがなかったので練習は必要でした。
練習の方法としては、
・ジョブガイドを読んでスキルを整理
・零式4層や極エターナルクイーンを学者でプレイ
・絶竜詩や絶オメガの学者視点の動画でイメトレ
といったことをしていました。
実際に絶エデンが始まると最初の方はコンテンツのスピード感についていくのが結構大変でしたが、最終的にはなんとかなったので使ったことないジョブでも一ヶ月あればギリギリ準備できるのかなと思います。

FF8を意識した演出が楽しかった
コンテンツの感想としては、一番良かったのは演出面ですね。
「希望の園エデン」シリーズはFF8の要素を多く取り入れて構成されていますが、今回は特に終盤の盛り上がるシーンを中心に1つのバトルとして再構成し、FF8ファンにはたまらない内容でしたね。

主人公のスコールの繊細な心理と物語中での大きく成長する様子が好きです。
たとえば、突入ムービーでアシエン・ミトロンが登場し、フェイトブレイカーを召喚して戦闘が始まるのはFF8のラストバトルでラスボスがグリーヴァ(主人公の思う「最も強い存在」)を召喚するところのオマージュですね。
コイツを倒さないと次には進めない。絶のP1に持ってくるのは納得の采配です。

(P3移行時にガイアに使った技がジャンクションでしたね。なぜかプレイヤーにも余波が来る)
闇の巫女(ガイア)の技もほとんどがFF8のラスボスの技で、クリア後に行くことのできる花畑もFF8のエンディングで出てくる「約束の場所」で……とFF8尽くし。
FF8をやっていない方にとっても、キャラクターやボス、装備などのデザインの美しさもあってビジュアル面だけでも楽しめるコンテンツかなと思います。

FF8のEDでスコールとリノアが出会う「約束の場所」のオマージュですね。
絶のヒーラーはギミック処理が大変
バリアヒーラーは運動会ギミック(攻撃できずギミック処理だけする箇所)での仕事が多く、ギミックの負荷がかなり高いと感じました。
過去の絶ではキャスターを使っていたので、移動だけに集中すればいい状態からギミック処理+ヒールワークが求められるようになって完全に別世界でした。
ダイアモンドダストはヒーラーの責任が重い
最初に苦労したのがP2(シヴァ・ミトロン)のダイヤモンドダストで、AOEか扇を誘導したら素早く移動して詠唱バリアや軽減を入れる必要があり、ノックバック後もヒーラーがキャラコンを正確にやらないと失敗するので責任が重い。
しかも、攻略の序盤でまだ学者のジョブ練度も低い頃だったので攻略全体を通しても二番目に苦労した箇所でした。

上図のような対角安置だと走り出すタイミングが重要なのですが、かなり難しくて安定するまで試行錯誤が必要でした。
安置が90度、135度の時は簡単なんですが……
最終的に、ノックバック後から感覚で時間を測って画面を見ずに走り出すという力技で解決しました。
やることが多すぎる時間結晶
ダイアモンドダストを超えて一番大変だったのがP4(二体フェーズ)の時間結晶ですね。
ギミックとしては前半の頭割り&赤デバフ処理と、後半の青デバフ処理&テイカーに分かれており、主に前半は占星術師、後半は学者が頑張る方向で解決しました。

ギミック後半については、時間停止後の大ダメージ全体攻撃を受けるために疾風怒濤の計による軽減と鼓舞展開のバリアを時間停止前に入れておく必要があります。
自分についたデバフの種類によっては長距離移動しながら軽減バリアを貼るので処理手順が非常に複雑になります。
(私のいた固定では青デバフの白印をデバフの種類で決める方法にしていました)

図はぬけまるさんの解説動画 (https://www.youtube.com/watch?v=nX2kfaMnCiU) より抜粋
上図のホーリー、ウォタガの場合が大変で、
1.フィールド北端から南側に向かって光の波を避けつつスプリントで担当箇所に向かう
2.白印を拾ったら回生と秘策押しながら中央に戻る
3.二回目の波を避けながら鼓舞→展開戦術
4.疾風怒涛を押してテイカー散会して堅実魔
という各ステップをほぼ時間猶予なく実行する必要があります。
「なんか一人だけギミック多くない?」という気もしますが、自分の腕が試される感じがして嫌いではないです。
結局、青デバフでの処理が安定したのはクリア直前くらいでした。
最終フェーズに進むだけなら光の波を踏んでもなんとかなるので、最終フェーズの練習中はダメージ低下がついても良いやで割り切っていました。
軽減バリアが抜けると最悪壊滅するけど、自分がダメージ低下つく分には練習フェーズを進められるという考えです。
最終フェーズのバランス
とにかくエクサフレア
最終フェーズは直線エクサフレア(光塵の剣)が難解でしたね。
少なくともDPSにとってはほぼこれが全て。特に二巡目は2分バーストしながらなので一番ミスしやすいポイントです。
エクサフレアは竜詩→オメガ→エデンとどんどん複雑な形になっていて、次はどうするんだろう……と思ったりもします。
形はおしゃれでカッコいいですけどね。

実際にやってみると想像以上に難しかったのですが、別固定で攻略していた友人に教えてもらった避け方(Zenithというレイドチームの方法)を採用してからはほぼミスなく動けました。
ぬけまるさんなどの解説している方法と比べるとキャラコンの精度が少しシビアになる代わりに移動回数が半分になるため、特にヒーラーやキャスターはこの方法が良いと思います。
軽減ヒールは意外と大変じゃなかった
全体攻撃は最終フェーズにしては緩いように感じました。
少なくとも、軽減一個抜けたら全滅しかねなかった竜詩、オメガと比べると軽減要求が緩かった印象です。
数字的に見ると、ヒーラー・キャスターの最大HP14万に対して光塵の剣やアクモーンは18~19万くらいの全体ダメージ、光と闇の重波動は2GCDごとに12万の全体ダメージが来るので十分痛いように見えます。
他の要因としては、散開処理が少ないためバリア軽減を入れやすい、タイムライン的にも野戦治療の陣をほぼ全ての全体攻撃に適用できたのが大きかったかもしれません。

散開系のギミックで使いづらいですが、今回の最終フェーズでは散開が無かったのでただただ強い。
一方でエクサフレア中のタンクへのAAがなかなか痛い。
と言ってもそんなに難しいことは必要なくて、PHがMT担当、BH(自分)がST担当になり、担当分だけをケアすれば大丈夫でした。
具体的にはSTに早めに深謀遠慮の策を掛けておき、光塵の剣の着弾後に鼓舞展開をすると鼓舞のバリアと深謀の回復でAAを安定して耐えられます。
ヒーラーとDPSについたバリアはアクモーンに回される形で、タンクはバリアなくてもアクモーンを耐えられます。
結構スマートな処理でお気に入りです。

クリア直前のメンタル管理
最終フェーズで何回か時間切れを見た後、緊張から自分も他のメンバーも変なミスが増えた時期がありました。
普段ならほとんどあり得ないレベルの凡ミスが出ることもあるため、攻略終盤のメンタルの強さも重要な点でした。

私の場合は自信の無さからギリギリまでアレコレ改善しようとして、負荷がかかった結果ミスが増えていました。
それを自覚してからは「今までに決めた通りにやればクリアできるのは確実なのだから、何も変えずにこのまま最後までやろう」と決め、それからは再びプレイが安定するようになりました。
クリア回も過度な緊張をすることなく、ギリギリまで落ち着いてプレイできました。

画面上にパラダイスロストのダメージとクリア報酬のドロップが同時に表示されています。
自分に感じた課題など
クリアできたのは良かったのですが、同時に今後に向けての課題も感じました。
幾つかありますが、特に大きいのは
・PT全体の軽減の調整能力
・咄嗟のリカバリー能力
あたり。
まだヒーラーの経験が浅いこともあって改善の余地があると思いましたし、同時にコンテンツの攻略上かなり重要な点だと感じました。
軽減プランに関して
今回は、各自である程度軽減を入れてもらった上で必要に応じて他の方に調整をお願いする形を取りました。
アドルだけ自分が指定することが多かったですが(相手が友人なので言いやすいのもあり)、他の人の分はベースはお任せという感じです。
ただ実際には自分がヒールワークを調整する方向で考えることが主で、他の人に変更をお願いした場面はあまり多くなかったです。
相手に「こうして下さい」と言うためには明確な根拠が必要で、相手の使っているジョブの性能を理解し、自分が変更するのと相手が変更するのでどちらが優位かを検討できなければいけません。
そこまでやれるのが良いヒーラーと思いますが、自分はまだ黄金入って初めてヒーラー使ったくらいのニワカですので、到底その領域には達していないですね。
リカバリーに関して
リカバリーに関しては、零式レベルでは割とできていたと思いますが、絶になると難しかったですね。
たとえば、「ギミックの性質を活かして1~2人を犠牲にしてワイプを回避する」といったことも有効になってきます。
具体例としては、P4の二体フェーズで死者が複数出てモーン・アファーを耐えられそうにない時はタンクに1人で受けもらって、その間に蘇生で立て直すといったことなどです。
咄嗟の判断(もしくはルール化)が必要ですし、ギミックの処理法の暗記ではなく性質や法則性を深く理解していないとリカバリできないので、この辺りはまだ自分に足りないですね。
絶では終盤に近いフェーズで1回のワイプを救えば練習時間30分〜1時間くらいの価値が生まれます。
それを合計2~3回やれば2時間の節約になり、つまりクリアが1日早くなります。
この辺りはヒーラーの手腕が特に重要な部分なので、今後もヒーラーを続けるなら意識したいポイントだと思います。
まとめ
以上が私の感想です。
いろいろな観点から書きましたが、それだけ今回の攻略で多くのことを経験できたのかなと思います。
また、今回の攻略では多くの人のお世話になりました。
固定へ誘ってくれた方、一緒にLH級零式と今回の絶に参加してくれた友人、リーダーやその他のPTメンバー、録画を見てアドバイスしたり応援してくれた友人、などなど……
私は飽き性なのでFF14のモチベーションも安定しないのですが、色んな人のおかげで繋ぎ止められているというのを改めて感じました。
少しでも自分が他の方のためになれていたことを願うばかりです。
今回の記事はこれで終わりです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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また、過去のレイド攻略記事も以下に載せておきますので、どれか興味があるものがあったら読んでみて下さい。