見出し画像

【高齢化社会への対策シリーズ】親の介護/親の死に関するD総司令の考察と法規とスピリチュアル視点でのアドバイス。

「毒親」という言葉が存在するようになった。
それに対するアドバイス系の人気Youtuberなんていたりして面白い現象だなと思う。その中で、よくあるのが「年老いた親の面倒を見るべきか否か?」みたいなのも多い。いよいよ日本も超高齢化社会だと感じるわけだが、ここでは子供サイド(君たち)からみた親のパターンを3つに分類して対策&解説を試みる。

◎子供サイド(君たち)からみた親のパターン3つ
❶毒親:
❷普通に感謝してる親:
❸大好きな親:

まず、❸大好きな親:このゾーンにいる人なら躊躇なく介護したくなるはずで、そもそも悩むことはないだろう。全力で面倒をみて親孝行してくれ。

❶毒親:ここからが本番。毒親に関しては金をせびってきたり、身辺の世話を強要してきたり様々なパターンがあると思う。まずは冷静に法規に詳しくなければいけない。民法877条第1項では扶養義務があり、これを真に受けると「親の介護は子の義務だ!」「保護責任者遺棄致死罪だ!」(←置き去りで死なせた場合などが該当)という拡大解釈になる。しかし現実的な程度の問題として、扶養義務を負っている子供などが社会的地位や収入などに応じた生活ができる範囲で、生活に困っている親族を支援すれば良いということになっている。つまり、子供サイドは「自分のお金やメンタルがおかしなことになる!」という気配を感じれば親の介護は完全シカトしていいというのが現代日本の国家としての立ち位置である(世間体とか良心の呵責などは残ろうが!)。ゆえに、少しだけ頑張ってみる程度で無理そうだったら逃げる!という冷静かつ、自分を守るのを第一優先として防御的バランスで向き合うのが賢い毒親に対するライフハック戦術となる。

※ご参考:下記の武田先生の視点は鋭い。


❷普通に感謝してる親:
ここが最も多いと思われるボリュームゾーンだろう。「親には当然、感謝している。世間的には親の面倒を見た方がいいよなあ。でも面倒だよなあ。私は私で生きていかなければならないし!」とか「親の介護や死に対してビビってしまって不安すぎる。。どうしていいか分からない!」とかとか。この場合、キミ自身の生活を優先すべきである(楽な方を選ぶべきである)。つまり、❶毒親のパターンと同じでいい。介護を過度にすることでキミ自身の人生における活力と労働生産性が低下するのがもっとも良くないことだということ。

また、親の死に対し過度に不安になり、悲しみすぎるのが不自然であることに気付こう大自然界の法則では親が先に死ぬのは当たり前なのだ。人間以外の動物は、死にそうになると山奥に引っ込み自然と同化するように静かに死ぬ。人間は無駄に生きながらえようとして薬をブチ込み、切った張ったの手術をして医学の進化により、いわば「人工的に生きている」のである。もちろん、まだ生命体として若く、可能性があり、命が救われた場合の医学の進化は素晴らしいといえる。しかし、超高齢化社会の我がJAPANでは「過度なバランスにいる」ということを認識しよう。これは、平均寿命と健康寿命との乖離でも説明できる。見方を変えれば、前に麻生太郎が発言した「チューブ老人」は科学/医学の暴走ともいえるだろう。

上記の8-12年の間は血縁者は介護で苦しみ、
医療業界は儲かる!という「魔のサイクル」が日本にはある!?


もう1つ、大事なスピリチュアル視点を。
親のことに対して過度に不安になり、キミ自身のメンタルが崩壊しそうになるのはズバリ「そういう育て方をした親にも責任がある!」という視点を持とう。これは一種の洗脳と換言してもいい。運よく本コラムを読んで不安で悩んでいる諸君で該当者がいたら「これは脱洗脳のチャンスだ!」と考えるべきである。親の介護をしながら働く人を「ビジネスケアラー」という。2030年には318万人になるという予測があり、経済損失は約9兆円を上回るという。働き盛りの40代・50代をモロに直撃するからだ。NHKのクローズアップ現代では10年以上、このテーマで特集を組んでいる。


<<<超実践・親の面倒&介護における最適化戦略>>>
❶❷における賢い解決法:
❶毒親:❷普通に感謝してる親:

上記に示してきたように親の介護は「いつでも逃げてOK!」であるが、親を放置し、そのまま孤独死させるのはセンスが悪いし、良心の呵責や親類でイザコザが起こるのは賢くない。ここで既述した【自分を守るのを第一優先として防御的バランスだが、少しだけ頑張ってみる】というのを掘り下げてみよう。

厚生労働省のデータ(令和元年時点)では、健康寿命は男性が72.7歳、女性は75.3歳である。つまり、年配者が一人暮らしできる限界年齢の目安として【男性72歳&女性75歳】という数値は有用なデータとして捉えることができる。人生100年時代といわれ、親族や近所付き合いで粘っても【+5歳】がここ数十年では限界だろう。健康寿命の統計データが揃っている以上、先手を打っておくのが賢者だ。

対策1:その年になったらどうしたいか?を親と相談
→親が65-70歳になったら相談!※役所にも情報提供を求める!

対策2:施設やホームケアなどの選択
→かかる費用とお世話になるサービス機関のリサーチ

◎戦略概要:お金の問題で解決することが多いが、金額は結構いくので要計算を。また、話を持ち出すタイミングは入院→退院し「もう1一人暮らしは無理かも…」と本人も感じている時に【対策1】【対策2】を持ち出し、優しく対話するといい。

これが私が考えるキミにも負担がかからず、親にもサポートしている最適化のラインである。親は大事にするに越したことはないが、キミの活力(生命力)が奪われるほど介護しすぎるな!不安&心配しすぎるな!ということを再度念押しさせて本コラムの〆とする。

合掌。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?