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逆子とお灸

こんにちは!

いつもご覧いただきありがとうございます。
前回のnoteではツボについて簡単に書きました。あれはほんの一部で、今回はツボは妊婦さんの逆子にも用いられて効果は凄い高いんですよ〜というお話です。

そもそも逆子ってどんな状態でしょう?逆子はダメなのでしょうか?

逆子とは?

本来であれば赤ちゃんは頭から出てくるのが正常な出産だと言われています。しかしながら胎内で元気に動き回る赤ちゃんは、妊娠中に頭が下になったり、上になったりと様々な場所に移動しています。いざ出産と言う時に頭が上にあり、足から出てくる状態のことを逆子と言われています。

逆子はダメなのか?

逆子がダメかと言うと、ダメではありません。赤ちゃんが元気よく動き回った結果、逆子になってしまったということです。誰を責めるわけでもないですし、こればっかりは自然の摂理だと思っています。

しかし、逆子だった場合、自然分娩だと赤ちゃんの頭が最後に出てくるわけなので、途中で手や足が引っ掛かり出産に時間を要することや、破水後には肺呼吸に変わるため、この状態だと呼吸が最後になり、酸欠状態になり、危険だと言われています。

逆子での出産は?

逆子のまま出産を迎えた場合、第一選択が母子の命を守るため、帝王切開になります。帝王切開の場合、胎児が大きくなりすぎると取り出すのが困難になり、また母体の出血も大量になるので妊娠37〜38週までに手術を行うことになります。
そのため、妊娠32〜34週で逆子だった場合、お医者さんから帝王切開の話が出てくると思います。

そのため、正常分娩を望んだり、母子の安全、健康を望む場合、妊娠32〜34週までに逆子の治療をしておく必要があります。

逆子のお灸

長くなりましたが、ここからが本題です。

鍼灸の世界には逆子に聞くツボが存在します。実際にはそのツボにお灸をします。しかしながらそのツボは逆子だったら絶対に治るというものではありません。というのも、この逆子のお灸の成功率を高めるためには様々な要因が必要になってきます。

それが①タイミング②妊婦さんの外的環境(家族サポート)です。

①タイミング

まずタイミングについてですが、それはお灸を開始するタイミングです。
まだもう少しと願って逆子の状態を維持していると赤ちゃんは胎内でどんどん成長していきます。胎内で蹴ったりとかを感じることもありますが、【グルン】と寝返りをすることもあります。もし逆子だとして【グルン】と感じたならばそれは正常な位置に戻っている可能性があります。逆子のお灸ではツボ刺激を与えることによって、この寝返りを促します。しかし胎内で成長していくことにより寝返りのスペースがなくなってしまうのが前述した約32〜34週だと言われています。

実際に私の第2子も逆子でした。それを知ったのが27週だったと記憶しています。お医者さんからは時期も早期ではあったので、あまり心配な様子はなく、経過観察でしたが、もしものことがあってからでは遅いと思い、逆子のお灸をすることにしました。
お灸を始めたのが7ヶ月目(28週)でした。

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お灸をしているその時から胎動が激しくなり、鈍感な妻(失礼)も2回目 の施術で大きく動いたのを感じ取ったようでした。そして次の検診では正常な位置に戻っていると言われ、そのまま正常分娩で出産しました。

というように早くて悪いことはなく、逆に遅いとリスクは高まることは覚えておいてもらえたらと思います。

②妊婦さんの外的環境(家族サポート)

逆子の治療だからとかではなく、全般の治療にいえることです。

例えば寝不足だったり、食事を摂れてないだったりすると、本来の治療効果は出にくくなります。そのためこの逆子で言えることはまず妊婦さんの健康状態が万全であるかということです。

なので家族のサポートが最も大切になってきます。

私含めですが、男性諸君!!
適度に家事をサポートしたり、一緒にウォーキングにと出来る限りのサポートを心がけましょう!

ということで今回は逆子とお灸の関係性について簡単にお話ししました。

逆子のお灸では【至陰】と言われるツボが用いられます。場所はググってもらえればすぐ出てくるし、上記の写真の小指の場所です。

しかし実際には至陰と同時に腹部のツボや他の足のツボも施灸しています。
その理由として、脈を診て五臓六腑のどこが弱っていたり亢進しているのかで追加するツボを決めたり、自律神経を整えるツボと併用することでより治療効果を高める必要があるからです。

痩せるためにはこれを食べたらいい。
速く走るためにはこれをしたらいい。

というのはあくまで方法だけの話であって、体型や食生活、そして走り方を見ていないとあなたにマッチするかわからないのです。

なので【至陰】だけではなく、全体を診た上での施術をお勧めします。

もしお悩みの方はDMいただければ、何かしらのサポートが出来るかもしれませんのでご連絡ください。

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