見出し画像

歯の治療と噛み合わせ

今回のnoteは文献や研究をもとに書いているわけではありません。一個人の考え方と治療でのそのクライアントの効果の話で、個人差がありますので、ご理解の上、読み進めてください!

今回のnoteは題名の通り、歯の治療と噛み合わせについてです。
歯というのは非常に大切な身体のパーツになります。食べ物を噛んだり、擦り潰したりするのは歯になります。なので、歯がなければ物を食べることが出来なくなってしまいます。余談ですが、うちに来れられている95歳のクライアントさんはご飯を美味しく食べれている方がほとんどです。長生きの秘訣はもしかしたらご飯をしっかり食べれていることかもしれません。それを行うには歯が必要なので歯は長生きの観点からも大切になるかもしれません。

歯は前歯上下各4本、犬歯(尖った骨)各2本、奥歯上下各8本で構成されており、上下の歯、全てを合わせると28本になります。4本の親知らずを含めると、32本になる方もいらっしゃいます。

このように上下同じ数の歯があるということは、上下の歯が上手く噛み合わないと物をしっかり噛んだりすることが出来なくなります。それだけでなく、噛んだりするときに働く筋肉の使い方に左右差が出来てしまうため、片方のエラが張ってきたり、顎の先が左右どちらかにズレたりしやすくなってしまいます。そのため、歯だけでなく、その歯の噛み合わせというのは、歯同様にとても大切になってきます。


ここから、一つの症例と来院になった経緯を紹介します。

50代女性
数年前から右の奥歯がキッカケなく痛くなりだし歯医者を受診、しかし虫歯もなければ何もないと診断。そのため経過観察指示。しかし痛みが一向に引かないため、他の歯医者を受診。そこでも何もないと言われる。右を庇ってか左も痛くなりだし、再度歯医者を受診。それでも何もない。歯医者さんにすがる思いで痛いを引かせて欲しいと訴え続け、歯医者さんも嫌々ながら右の歯と神経を抜く。痛みはマシになったが症状が完全に消えたわけではない。その後、左の痛みを感じることが多くなり、歯医者さんに再度相談。しかし歯医者さんも問題ない歯を抜くことに非常に抵抗感を示し、友人から私のことを聞き、来院。

という流れのクライアントさんが私のもとへ来られました。

とりあえず上記の流れだったこともあり、藁にもすがる思いで来院されました。

まず身体のチェックをして治療。1回の治療で痛みは半減。数回の治療で痛みは疲れが出てくると感じる程度まで軽減し、現在に至ります。もう少しで痛みを感じず生活してもらえそうです。

どんな治療をしたかは別として、私の考えとしては本当に歯に問題があるのであれば、そちらを優先して歯医者を受診し治療すべきでしょう。しかし歯に問題がなければ?
それがこのケースです。この場合、一度噛み合わせをみるのもいいかもしれません。先述した通り、噛み合わせが悪いと左右の筋バランスに差が出てくるので、筋肉が原因での痛みが出現しやすくなります。後頭部から首を手で押さえながら口を開け閉めしてもらうと分かるのですが、筋肉が動いているのが分かりますよね?!
噛み合わせが悪いと、ここにも負担がかかりやすくなるため、首が痛くなったり、頭痛が出たりもします。
このように歯自体に問題がない場合は、このように噛み合わせや顎関節を先に治して経過をみた方がいいかもしれません。

痛みのないケースでの話で、これはあくまで仮説ですが、歯の矯正をする場合、先に顎関節の歪みや頸部周囲の緊張をとっておくのが大切かもしれません。歯を矯正して、仮に顎関節に痛みが出て歪みをとった際に、歯並びが歪むかもしれません。それなら骨格を整えてから歯を整えた方が、外見の骨格も中身の歯の並びも綺麗に見えるでしょう!

歯の矯正→顎関節の歪みをとる
よりも
顎関節の歪みをとる→歯の矯正
のほうがいいかもしれません!!


最後に

最初に書きましたが、これはあくまでも私の考えとクライアントからの治療効果を書いたものです。個人的にはもっと精度を上げて、多くの痛みに悩まれている方のためになればと思っております。

ご参考までに。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?