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HSPの私が海外生活をやっていけてるワケ
台湾のお国柄を一言で表すなら、“ド直球”。
「気を使う」や「空気を読む」のぴったり合う言い回しは中国語にはないし、かなり踏み入った話題も普通に聞かれる。
そして中国語という言語は発音的にどうしても声を張ることになるし、原付きバイクも多いし、クラクションもよく鳴らすから、外は常に賑やか。
大学ではもちろんビジネスの場でも、人とのつながり、誰と知り合いなのかという点が、事をスムーズによりお得に進める鍵になる。
私は台湾に来て5年目、社会人1年目のときに
HSPを自認した。
それまでも心の奥底ではそんな気はしていたが、自分がそう思ってしまったらもっと生きにくくなるんじゃないか、周りを気にせず自由奔放な自分でいたい、という思いで目を背けていた。
だけど、冒頭で書いたようなお国柄の中で生活していくには、どうしてもしんどかった。
そして私は本やネットの中から生きやすくなる考え方、名言集、似たような方々の体験談などを何千個と読んできて、最近ようやく自分の中に思考の軸ができてきたように思う。
1: 課題の分離
これは長いこと話題になってる『嫌われる勇気』の1章目に出てくる考え方だ。
以前の私だと、不機嫌な人がいたりちょっとした表情の変化を見つけると、心当たりはなくても自分が何か言ってしまったかと不安になり、一度不安になるとあれこれ考えすぎていてもたってもいられなくなっていた。
そんな時気持ちを切り替えるために取り出すアイディアが課題の分離、
“イライラしているのはその人の課題であって、私が解決すべきことではない。今の私の課題は不安になった心を落ち着かせて気にしないことだ。”
と思うようにしている。
2:『一方その頃サバンナでは』
これはTikTokで見つけた、びっとらべるさんという方の投稿で印象に残った。
『怒られるときに怒りや悲しみを忘れるには「一方その頃サバンナでは」って頭の中でライオンとシマウマのレースを思い浮かべる』
現在私は夫の会社でいわゆる女将業をしているので、学生や社会人時代と比べたら怒られることはほぼないけれど、生きにくいと思ったりイラっとしたら、合言葉のように脳内第一声「一方その頃サバンナでは」と唱えるようにしている。
そうしているうちに、どうやら脳が「一方その頃〜」=落ち着く合図だと学習したようで、最近はもはやライオンやシマウマが出てくる前、ただのサバンナ風景でも落ち着けるようになってきた。
このように気持ちの切り替えルーティンが完成するとさらに生きやすくなったように感じている。
3: 止まない雨はない
これは上記1.2を試してもどうしても気になることがあったとき、最終手段である。
あれこれ考えてもどうにもならないことはあるし、かと言ってそれが永遠に続くわけではない。
放っておいてもそのうち状況は変わるから、色々考えすぎてこんがらがった思考を意識してポーンと放り投げるようにしている。
私はこれらの思考の軸を持つことで、
刺激の強い海外生活を穏便に過ごしている。