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視力低下の息子にコーチングした結果〜コーチング術で仕事が楽しくなる!

私には小学3年生の息子がいます。昨日、眼科で視力検査を受けたところ、右目1.5、左目1.5という素晴らしい結果が出ました。しかし、約半年前は右目0.8、左目0.4と視力が低下しており、学校の視力検査での結果を受けて眼科に行きました。

その時、私たち夫婦は息子の視力が悪いことに全く気づいていませんでした。息子と話してみると、「黒板の字が見えなくて、一番前の席にしてもらっていた」と言われ、私たちは大きな衝撃を受けました。

コーチングの問いかけで自発的な行動を引き出す


眼科では、視力を改善するためにメガネを勧められました。しかし、息子はメガネに抵抗を示しました。その理由は「走るのが遅くなる」「ドッチボールで顔に当たるのが怖い」などでした。また、言葉にはしませんでしたが、「女の子にモテなくなるかも」といった思いもあったようです。

そこで息子が「目を良くしたい」と言った時、私はコーチングのスキルを活用して問いかけをしました。
「どうしたら目が良くなると思う?」

息子は真剣に考え、次のようなアイデアを出しました。


• 車の中でテレビを見ないで、遠くの景色を見る

• 姿勢を良くして勉強する

• 机の上にライトを置いて明るくする

• 離れてテレビを見る

• ゲームをやめる

これらの答えが出たのは、息子が自分で考えたからです。もし親が「姿勢を良くしなさい」「テレビは近くで見ないで」と一方的に言った場合、息子は反発したり、単に聞き流したりしたかもしれません。しかし、自分で考えた目標だからこそ行動に移すことができました。

「ありたい姿」をイメージさせる重要性


さらに、息子が目標を達成するためのモチベーションを高めるために、次の問いかけをしました:
「目が良くなったらどうなる?」

息子はこう答えました。

• メガネをかけなくて済む

• バッティングセンターでボールがよく見えてヒットが打てる

• 野球選手になれる

• 黒板の字が見えるようになる

ここで重要なのは、「ありたい姿」をイメージさせることです。自分が目標を達成した後の姿を具体的に描けると、目標達成に向けて何をすべきかが明確になります。息子の場合、「女の子にモテる」「野球選手になる」といったポジティブな未来のビジョンが、行動を促進する大きな力になりました。

難関に挑むプロセスのサポート


眼科の先生から、視力を回復させるための「オルソケラトロジーレンズ(夜間装着用のハードコンタクトレンズ)」を提案されました。しかし、小学3年生の息子にとって、目にレンズを入れるという行為は大きな挑戦でした。違和感や痛みを伴うため、最初は苦労していました。

ここでも「ありたい姿」のイメージが息子を支えました。目標達成後の自分を思い描くことで、「痛みや違和感も乗り越えられる」と自分に言い聞かせることができたのです。そして1カ月後にはレンズ装着にも慣れ、継続的に取り組むことができました。

コーチングはビジネスの場でも応用可能


この経験を通じて感じたのは、コーチングは子育てだけでなく、ビジネスの場でも有効だということです。たとえば、部下やチームメンバーが目標に向かって努力する際に、上司やリーダーが次のような問いかけをすることで、彼らの自発的な行動を引き出せます。

• 「この目標を達成するために、どんな方法が考えられる?」

• 「目標を達成したら、どんな良いことがある?」

こうした問いかけをすることで、部下が主体的にアイデアを出し、行動計画を立てることができるようになります。また、目標達成後の「ありたい姿」を描かせることで、やる気を引き出す効果も期待できます。

今回の息子とのやり取りを通じて、コーチングが目標達成のプロセスを支える強力な手段であることを再認識しました。ビジネスの場面でも、部下やチームのモチベーションを高め、行動を促進するツールとしてコーチングを活用できます。目標達成の道筋を問いかけを通じて引き出し、達成後の「ありたい姿」を共有することが、成果と成長に繋がる鍵となるのです。

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dragon9
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