見出し画像

Mー1分析授業〜コーチング術で仕事を楽しく

今日は、吉本NSCでお笑いの授業を担当しました。ちょうどM-1グランプリが終わった直後ということもあり、記憶が新鮮なうちに「M-1」をテーマにした内容を行いました。具体的には、2連覇を達成した「令和ロマン」、そして注目の新星「バッテリィズ」について、生徒たちに分析してもらいました。

まず、生徒一人ひとりに「なぜ彼らは成功したのか」「どのような強みがあるのか」を自由に紙に書き出してもらいました。これはコーチングにおける内省(リフレクション)のプロセスを意識したものです。自分の中にある気づきを言語化することで、他者の成功要因を理解し、それを自分に応用する土台を作る狙いがあります。

その後、それぞれの考えをグループで共有し、さらに深掘りを行いました。たとえば、「令和ロマン」の場合、テンポ感や構成の緻密さが挙げられました。一方で、「バッテリィズ」については、個性や新鮮さが際立っているという意見が多く出ました。このように、他者の成功例を具体的に分析することで、自分たちの目指すべき方向性や課題が明確になっていきます。

次に、生徒たちに「3年後にM-1の舞台に立つ」という具体的な目標を設定してもらいました。「3年後にM-1出場」というゴールは具体的で測定可能であり、チャレンジしがいのある現実的な目標です。

さらに、その目標を達成するためのプロセスを逆算して設定してもらいました。たとえば、「1年目はネタ作りに特化し、100本のネタを完成させる」「2年目はライブ経験を50回以上積む」といった具合です。このプロセス設定は、目標達成のためのロードマップを描くことで、モチベーションを維持するだけでなく、進捗を確認しやすくする効果があります。

最後に、生徒たちには「令和ロマン」や「バッテリィズ」を憧れの存在ではなく、ライバルとして考えるよう伝えました。コーチングでは、目標達成においてライバル意識を持つことが効果的とされています。憧れは心理的に遠い存在になりがちですが、ライバルと考えることで、自分にも手が届く相手として努力の方向性が明確になります。

たとえば、ビジネスの場面で考えてみましょう。ある営業チームが「トップ営業マンのようになりたい」と思うだけでは、具体的な行動に落とし込むのが難しいかもしれません。しかし、「自分も来期の売上目標を達成して彼を超える」と考えることで、日々の行動や工夫に具体性が生まれます。

いいなと思ったら応援しよう!

dragon9
応援よろしくお願いします。いただいたチップは、社会をより良くするためのコーチング活動に使わせていただきます。