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DR.YOU 【お仕事】皮膚科の夏


#夏の1コマ
#医師の仕事
#美容

私は形成外科医ですが、週1回皮膚科のクリニックでも働いています。

夏は皮膚科が混む季節!

まず夏が始まる少し前
腋窩多汗症でお悩みの患者さんがやってきます。
腋窩多汗症はいわゆる脇汗をいっぱいかいて生活に困るレベルのことです。
最近は薬も保険適応で出ていて、塗るタイプのお薬があります。
エクロックゲル®︎やラピフォートワイプ®︎など
診断基準を満たしていれば(下の豆知識参照)、処方が可能です。

それでも良くならなかった場合はボトックス注射を行う人もいます。
このボトックス注射の予約が増える時、職業柄夏の到来を感じるのです。

一番多いのが夏の準備期間6月・7月
もう8月になると、夏の暑さのピークなのでボトックスをする患者さんは少なくなります。


夏の始まり7月から8月になると
手の湿疹を訴える方が多くなります。
異汗腺性湿疹(汗疱)という疾患です。

これは手汗をよくかくときに、汗がうまく汗の孔から蒸発できないと水ぶくれになってしまう状態です。
痒くて、繰り返しやすくて厄介です。
この時は汗の出口の詰まりをとるように角質を柔らかくする尿素クリーム(ウレパール®︎)と痒みを抑えるステロイド軟膏(アンテベート軟膏®︎)を処方します。
かゆみだけの治療では良くならなくて、
角質を柔らかくすることも必要と説明します。

ほんとに今の時期は多いです。。。

そして夏はアセモや虫刺されも多く、皮膚科は激混み!
患者さん待たせて申し訳ないです。怒涛の外来で、終わるとヘトヘトです。

日中はほとんど外に出ないので、
職業柄、疾患によって夏を感じる今日この頃でした。

みなさんは、職業柄夏を感じることはありますか?

○豆知識

腋窩多汗症お悩みの方は製薬会社のマルホのホームページがわかりやすくておすすめです


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