No.5【ネタバレあり】王騎将軍の矛
※写真は16巻より引用。
今日は、20-30代の仲間たちにシェアしたい物語。
キングダムファンなら忘れられないストーリーとして、王騎将軍が往生する第172話がある。
王騎将軍とは。
王騎将軍はキングダム前半に信の師となる天下の大将軍であり、六大将軍の1人として秦の代表的武将として軍を率いてきた。
皆様の職場や周りにも天下の大将軍と思われる人物は居ないだろうか?
東日本大震災や熊本地震をはじめ、近年では台風による水害や大規模停電などがあり、危機的状況に際して組織や地域を守ってきた方々がいる。
今回、新型コロナ対策でもきっと各地に大将軍たちが現れて戦いの指揮をとっているのだろう。
何故王騎将軍は死んでしまったのかというと、李牧という敵国の新たに台頭した将軍に負けてしまうのである。この李牧を中心にその後のストーリーは進んでいくのだが、死ぬ間際に王騎自身も自分より強い者に負けたことを認めている。(挿絵 コミックス16巻)
私はまだこの時の信くらいの実力であると考えており、自分の上司は間違いなく大将軍である。コロナとの戦いを進める上司の姿をみるが、確実にコロナに勝てるかというと本人たちも未だかつてない強敵に不安をみせている。
天下の大将軍としては、有名な医師が数名SNSや報道番組に出て活躍されている。また各地で大将軍とまではいわずとも沢山の将軍が戦いを繰り広げている。
そんなある日、上司が僕に言った。
自分の仕事を引き継いでほしいと。
自分は時間をかけて色々やってきたが自分に残された時間もそんなにないと。
僕はそのとき王騎将軍に矛を託された信の気持ちに近い感情になった。今はまだその仕事の重みに耐えられそうにもないが、いつか自分が担わないと他にはいないという自覚はあるのだ。
全国の現場にいる100人将達に呼びかけたい。
僕は30代前半で医師になって10年弱だ。
全国の現場にいる大将軍の背中をみながら働く100人将達に呼びかけたい。
自分たちは王騎将軍の矛をうけとる世代なのだと。しかも、時代の流れは凄まじく、その矛を振る日はそう遠くないのかも知れないと。
今最前線で活躍する将軍達の背中から目を背けず、共に戦うしかないのだ。たとえ負けてしまうことになろうとも、次の世代を担う我々はこの戦いを全力でやりきるしかない。
漫画の中では46巻でようやく信が王騎将軍の矛を手にしている。(挿絵46巻)
僕の場合は、恐らくこれから10年以内のことになると考えている。
だからといって何ができるわけでもないのだが、日本中にいる大将軍を目指す仲間と新型コロナ大戦で頑張り、上司から仕事を託される人材を目指したい。
自分1人が強くなることも大事なのだが、どれだけ強い武将も必ず負ける日はやってくる。その時代に誰が王騎将軍の矛を受け取るか。強者の血脈は世代を超えて紡がれる。それが天下の大将軍の存在意義であると僕は思う。
Dr.RISHIN
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