見出し画像

晴天の神無月、アウディのスーパーカー「R8 V10」を買った話。

※街頭でモザイクかけられてインタビューされる人のような、甲高い声で脳内再生しながらお読みください。

「あの時の私は、少しおかしくなってたのかも知れませんね。度重なるリモートワーク、閉鎖空間に引きこもり働く日々に疲れていましたから。」

画像3

そう、6月に新車で最新の992型911を購入してから3ヶ月、いろいろなことがあってR8を増車してしまったのです。

アウディが作った、フラッグシップスーパースポーツカーのR8

画像5

R8はアウディが最新の技術を取り入れて作った、スーパースポーツカーです。特徴といえば個人的には下記の3つ。

1.ランボルギーニウラカンと共有される510馬力 V10 NAエンジンの咆哮
2.バネでもエアでもない磁気を用いたサスペンションのふわがち感
3.四輪駆動のスーパーカー

アウディには、SシリーズやRSシリーズという、ポルシェ製のエンジンをチューン搭載したハイスペックカーもラインナップされています。

これらは申し分なくスポーツカーですが、ベースプラットフォームがピュアスポーツ設計されているわけではなく、家族利用しても不満が出ないような配慮がされています。

画像9

R8は、専用設計された「非日常感」があり、無駄があり、他の何者にも似ていないという不思議な魅力があると感じています。


1.ランボルギーニウラカンと共有される510馬力 V10 NAエンジンの咆哮

画像10

LP610-4 ウラカンと比べてみたのですが、これは意外にも高回転域の音はそっくりでした。

画像7

遮音性が高いので乗車中の人だとわかりにくいのですが、かなり攻撃的でした。

2.バネでもエアでもない。磁気を用いたサスペンションのふわがち感

画像11

R8には代わりがないと言われる所以、それがこのマグネティックライドと呼ばれるサスペンション。

ゼネラルモーターズが開発したこのサスペンションは、高級サルーンのようにふわふわなのに、サーキットで際どく攻め込めるほどしっかりした足回り感

アストンマーチンにも独特なふわふわ感がありますが、峠やサーキットで追い込みをかけられるような感覚はR8にのみ与えられた世界観
※R8で峠もサーキットも行ったことないけど笑

3.アウディの執念、四輪駆動のスーパーカー

これですこれ。ランボルギーニウラカンも同様なんですが、猛烈に安定していて加速感や曲がり方がかなり独特です。

画像8

FRやRRからするとありえない曲がり方をしますし、二輪駆動のMRとも違いました。911の4S(四輪駆動)も加速感は似たものを感じましたが、長年アウディが追求してきたクワトロへの執念のようなものをステアリングから感じ取ることができます。

911が失ったものがここにあると思ったッス

ポルシェ911が最新の992型を出したとき、これ以上の車はないぞ?というくらい世界中から絶賛されていましたが、同時に失ったものがありました。

それは、日常利用の速度やエンジン回転数においては、サルーンのようなエレガントな乗り心地の車に変貌したことです。

得たものは大きい、しかし失ったものも。

そんな感覚で乗っていますが、911の失ったものをR8はたしかに持っていていました。

992がチワワのフリした狼だとすると、

画像3

R8は気高い孤高の狼という感じです。なんじゃそら。

画像4

画像2


納車後の感想

画像8

以前書いたとおり、1年ほど前現行型のR8 V10 Plusをディーラーからお借りしていましたが、そのときは価格も含めて自分にはサイズが合わない、まだまだ早いという印象しかありませんでした。

https://note.com/dr_pudding/n/n3c21cf4ace48

でも、今回はなんだか気負いなく乗れている気がします。

走りについてはまた別の機会に書こうと思います。




いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集