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3人で、あそぶ
3人で ひとつの机を 囲むなり
きょうだいたちよ のびやかにあれ
息子おもちくん、母の作った段ボール椅子に座れるようになった。
おもちくんの段ボール椅子は、小さな折りたたみの座卓とぴったりである。
測った訳では無い。たまたまである。
おもちくんをリハビリがてら座卓にちょこんと座らせておくと、自然と上の子たちも集まってくる。
スライムを作ったり、絵を描いたり、思い思いにあそびはじめる子供たち。
姉たちは、あそびの合間に弟の落としたブロックを拾い、パンの妖精をあてがい、また自分のあそびに戻る。
弟は、姉の玩具に興味を持ち、手を伸ばし邪魔をして怒られる。
そこには、医療的ケアや疾患の有無など関係ない、3人きょうだいの姿がある。
NICUの保育器で眠るおもちくんを見つめながら、夢見ていた光景がある。
3人とも、のびやかに、育て。
春は、もうすぐ。