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洗濯物、畳むのやめました。【女医が思う子育て#17】

こんにちは。くんぱす先生です。
医師として働きながら、2児の子育て真っ只中です。

3歳以上のお子さんをお持ちの方へ全力でおすすめの家事術をお伝えします。
それは、【洗濯物を親が畳むのをやめよう】ということです。

そう、我が家は家族全員が自分の洗濯物を畳んでしまっています。
私は干して取り込むところまではしますが、それから先は自分で管理してもらっています。

この考えに至った経緯を含めて今日はお話したいと思います。
毎日毎日、家事育児に追われ、自分の時間もなく心の余裕がなく、些細なことでイライラして子どもにきつく当たってしまい、そんな自分をまた責めて、、という負のループに陥っている頑張り屋のママへエールを込めて書きたいと思います。

家事ランキング上位に位置し続ける【洗濯物たたみ】

【家事】といえば何を思いつきますか?
料理、洗濯、掃除、、このあたりがやはり上位に食い込んできますよね。

ちなみにこういったアンケート集計結果もあるようです。

共働きの既婚男女642人に、普段の生活で最も時間を使っている家事を聞いたところ、1位は「料理」で51.4%、次いで「洗濯(16.4%)」、「掃除(10.9%)」の結果となりました。

FNNプライムオンラインより引用

”時間”で考えると【料理】の圧勝ですね。
【洗濯】や【掃除】に関しては全自動洗濯機やロボット掃除機が普及してきており、人が作業しなければならない時間は以前よりずいぶん減ってきているからですかね。

今回はこの3大家事の中の【洗濯】に関して我が家の現状をお伝えします。

【洗濯】の工程をおさらいする(全自動ではない我が家ver.)

STEP.1 部屋に散らばる洗濯物を集める
STEP.2 ポケットの中身を確認
    ネットに入れるべきものは入れて、洗濯機へ投入
STEP.3 スタートボタンを押す
STEP.4 適正な量の洗剤、柔軟剤を投入し蓋を閉める
STEP.5 ”洗濯終わったで”のアラームを待ちながら他の家事をこなす
STEP.6 終わったらランドリーバッグに全て入れて干す場所まで運ぶ
STEP.7 干す
STEP.8 乾いたらハンガーから外す
STEP.9 誰の衣服か振り分けながらひたすら、ただひたすら畳む
STEP.10 振り分けたもの毎に収納していく

参考)くんぱす家の洗濯手順

洗濯機という機械を導入しているにも関わらず、STEP10までありますね。
それを文句を言わず(いや、言っていても)毎日こなしている親御さん、あなたは十分に偉いですよ。
もしも、パートナーや他の家族が洗濯担当だよ、って方はこれを見て是非意識を修正してください。
  洗濯≠洗剤入れてボタンを押す  ですよ。

きっかけ

その日、私は心身ともに疲れていました。
無邪気に遊ぶ子どもたちを横目に、洗濯物をいつものように畳んでいました。

「ママ~、喉かわいた~!」

こんな些細な一言で、ギリギリを保っていた私の心が爆発しました。

「ねえ!なんで全部ママなの⁉
 君たちはさっきから好きに遊んでいるよね?
 なぜ自分のことを自分でしない⁉
 喉乾いたなら自分で注げばいいじゃん。
 ママ、今遊んでる?暇そう?
 みんなの洗濯物をたたんで、家のお仕事してるよね⁉」

とブチ切れてしまいました。。
そして思いました。
こんな風になるまで家事に追い込まれているのは違う、と。

全部の家事を親がやるのをやめよう

私は子育ての目標を【子の自立・自律】としています。
極論になりますが、突然両親がいなくなっても、周りに助けられながらたくましく生きていける人間にしたいと思っています。

そういう視点の私はこう考えました。
「全部ママがやる必要なくない?」

親の役割として、家事をこなすことは私にとってさほど優先度は高くありません。
家事は親でも子でも”家族”の誰かがやればいいし、なんなら代行サービスを利用して家族以外の方に外注して時間を買うというのも一手だと思っています。
親にしかできないことはもっと他にあると思うからです。
だから、代われる家事で親が疲弊して家族関係がうまくいかないという状態は私にとっては不本意なんです。

自分の洗濯物は自分で畳んでしまおう

思い立った私は早速、それぞれ一人ずつボックスを用意しました。
我が家は汎用性が高いこちらのボックスを愛用しています。
(※)IKEA公式オンラインショップのほうが安いです。送料の兼ね合いがあると思いますが。

この大ボックスをそれぞれ子どもに1つずつ準備して、そこに取り込んだ洗濯物を無造作に投げ入れていきます。
2-3日サボるとタワーになってくるので、「やらなきゃ」と気づいてもらうためにTVの前に置いておきました。
TVの前に置くことで、タワーになった洗濯物で画面が見えないので子どもたちに支障がでます。
やっぱり人間、困らないとなかなか重い腰があがらないんですよね。(笑)

大人だと、
「シワにならないうちに、、」とか
「ほこり被っちゃうわ」
とか気にしますが、子ども達はしわくちゃでも困りません。(笑)
そのため、子どもがやりたいことに支障が出るシステムにしました。

4歳でもきれいに畳めるようになった

はじめのうちは一緒に畳んでやり方を教えていきました。
次男(年中)の畳めるようになったステップはこんな感じです。

レベル1 ズボン、下着(肌着やパンツ)
レベル2 Tシャツ
レベル3 靴下
レベル4 前開きのもの

くんぱす先生調べ

レベル2までは結構すんなりいけました。
靴下は『裏返す』『2足でまとめる』がなかなか難しいです。
前開きのパジャマはオリエンテーションがつきにくく、「これ、どーなってんの⁉」と子どもがイライラしやすいアイテムです。
気長にやるしかありません。
でも少しずつレベルクリアしていき、最近の次男はほぼ一人で自分の洗濯物をたたみ、クローゼットにしまうところまでできるようになりました。

訪れた平穏

子ども達が自分の洗濯物を畳んでしまってくれるようになってから、明らかに楽になりました。
長男が学校の準備をしていて、「あれ?体操着がない!」というときも以前は
「あーごめんごめん、まだ畳んでなかったわ。」
と私が謎に謝っていましたが、今は
「あーボックスにまだ入ったままなんじゃない?(知らんけど)」(強気(笑))
というスタンスに変わりました。

これにより毎日の15分程度の自由な時間を手に入れた私。
以前より、平穏に他の家事をこなすようになったと感じます。

子どもにとってもいいことが

家事をすることで子どもにとってもメリットが大きいと感じます。

・家の中の物の場所が分かるようになった。
・自己管理の意識が芽生えて忘れ物が減った。
・先を読む力が育ってきた。
・家事をしてくれる人への感謝の気持ちが芽生えた。
・「俺、けっこうできるじゃん」という自己肯定感が高まった。
・新たなことにも挑戦してみようとチャレンジ精神が高まった。

くんぱす先生調べ

とりあえずは『自分のことは自分でやろう』を目標に家事分担をしてすごしています。

子どもたちとの家事分担、おすすめですよ!
お読みいただきありがとうございました。

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くんぱす先生
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