16歳、生オーロラを見た。【女医が思う子育て#13】
こんにちは。くんぱす先生です。
医師として働きながら、2児の子育て真っ只中です。
今回は私の姪っ子、16歳の女子高生のお話です。
先日、太陽フレアの影響と考えられる世界各地で観測されたオーロラの話題をご存じでしょうか?
日本でも北海道や兵庫県などで観測できたようです。
実際にご覧になった方もいらっしゃいますか?
オーロラって北極とか極寒の地で寒い中何時間も待ってみるイメージだったのですが、日本でも観測できるなんて驚きました。
そのオーロラ、姪っ子はなんと、ニュージーランドで生で見ました。
トップ画像のオーロラはネットで拾った画像ではありません。
今回、姪っ子が送ってくれた写真です!
すごいですよね、、、!
写真でもド迫力の鳥肌ものですが、これを生で見た姪っ子はどんなことを感じたのだろうと思いを馳せました。
姪っ子は今年1年間、ニュージーランドへ留学に行っています。
素晴らしい経験ができる場所に、家族の元を離れ向かった彼女の行動力や勇気、その彼女を送り出した家族、そこにはお互いの信頼関係や今まで培ってきた家族関係が背景にあると感じます。
そこに、子育ての縮図を見た気がして記事に書こうと思い立ちました。
【姪っ子の留学に学ぶ子育て論】について書いてみます。
留学に限らず、自分のテリトリーを出る行動は自分自身に素晴らしいフィードバックをもたらしてくれると思います。
居心地のいい場所
今あなたがいる場所は慣れ親しんだ居心地のいい場所ですか?
「そうだ」という方も、「そうでもない」という方もいらっしゃることでしょう。
子育てに関してフォーカスしてお話したいと思います。
子どもが成長する過程で、大切になるのは【居心地のいい場所】を確保することだと思います。
まずは、家庭やそれに準ずる場所。自分にとっての『家』。
家でくつろぐことができるから、安心できるから、「いってきます!」と外へ挑戦、冒険しに行くことができる、そう思います。
そして外で頑張ってきた分、家で充電し、また外へ出ていくことができるのではないでしょうか。
成長とともに、居心地のいい場所は家庭から派生して他のコミュニティーでも見つけることができるかもしれません。
友人関係や課外活動のコミュニティー、学校、趣味の集まり、かもしれません。
「ここなら自分を出せる」と思える場所がきっと居心地のいい場所だと思います。
居心地のいい場所を出る勇気
しっかりと充電できていると、人は本来持っている好奇心や向上心に目を向ける余裕がでてきます。
すると、新しい挑戦をしてみたくなるときがきます。
「ずっときになってた留学、行ってみたいな。」
「ペン字始めてみようかな。」
「そろそろ、運動再開しようかな。」
人それぞれ、大なり小なり心にくすぶっていた火種を育てるときです。
新しい挑戦をするとき、私は理由は後付けでいいと思います。
「なんとなく」
「やってみたかった」
これで十分です。
なぜかというと、考えれば考えるほど、やらない理由が浮かんできてしまうからです。やらない理由はいくらでも作れます。
「お金がかかる」
「時間がない」
「もうそんな年じゃないし」
アドラー心理学ではこう考えるそうです。
【行動できないのではない、行動しないと自分で決めているだけだ。】
この考えに触れたとき、すごく腑に落ちました。
人(自分)はなにかと理由をつけてやらない決断をしている、と。
やる理由よりやらない理由をつける方が簡単なんだな、と。
(アドラー心理学の考え方は概ねこの本で学びました。
私にとっては目から鱗な考え方で好きでした。
事ある毎に思い出す素敵な考え方に出会えた本でした。)
その先にある景色
これは実際に行動してみた者にしかみることのできない景色です。
海を知らない者が、本などで『海』をいくら調べても想像の域を超えません。大きくて、水がたくさんあって、その中では魚が泳いでいて、、と想像を膨らませても、実際に海を見て感じる潮の匂いや海風、水平線、波の音は想像の域を遥かに超えた体験となるでしょう。
自分の場所を離れたところからみることで客観視できる
『地球は青かった』
ユーリ・ガガーリンの言葉です。
はじめて自分たちの生きる地球という惑星を宇宙から見たときの言葉です。
それまで誰も見たことのない地球。誰が『青い地球』を想像できたでしょうか。
今いる場所を外から見るには、もちろんですが外に出てみないと分かりません。他を知ることで己を知ることもできます。
世界を知ることで、日本の良さが分かったり、日本の課題に気付く視点を得られると思います。
16歳という、多感な時期に日本を出て外から自分の育ってきた環境を見ることで様々な発見があると思います。
外に出てみたその勇気、彼女を後押しした家族の愛に刺激を受け、私も日々挑戦を続けていきたいと思えました。
そして、我が子が挑戦したいと思えるよう、挑戦しようと思ったときにはそっと背中を押してあげたいと思えました。
姪っ子の留学をこれからも応援します。
みなさんも『やらない理由』を見つけることに時間を費やさずに、まずやってみませんか?
人生において今日が一番若い日であり、きっと「もっと早くやってみたらよかったな」と思えると思いますよ。
背中を押してくれる名著をご紹介します。
この薄さで、メッセージはどっしりと重厚な内容になっています。
チーズ、ねずみ、人間、、
あなた自身は今日からどう行動しますか?
本日もお読みいただきありがとうございました。
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