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バックアップしとけよ.パソコンもプリンタも課題や論文の提出前に壊れるから.

唯一の仕事用マシン(デスクトップは持ってない)であるMacBook Proのdeleteキーが壊れて,突然,勝手に連打されて,書いた文章は全部消されるし,スライドは全部消されるしで,まったく仕事にならない.もうどうにかして欲しい.

パワーポイントでスライドを作成していると,突然,スライドが消え始めて,60枚くらいあったのが瞬く間に消滅して,なぜか削除の取消もできなくなってしまっていて,それまでの作業が全部なくなる.前回保存した状態にまで戻らなければならない.そんな事態が頻発している.今日の講義のために昨夜から必死になって作っていたスライドがあるのだが,それが講義前にこうなった.

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Microsoft Wordやテキストエディタで作文していても,突然,文字が消され出して,幸運な場合で数文字,気付くのが遅れると文章が全部,消されてしまう.それも頻繁に.実は,今こうしてnoteの記事を書いているが,数分前に文章が全部消えた.WEB上で直接書き込んでいたので,本当に全部消えた.

最近,電源まわりも調子が悪いので,新しいMacBook Proを大学生協に5月11日に発注したのだが,全然届かない.全然使えない.本気で泣いてる.

そんな状況の中で迎えた1回生向け講義の冒頭で,バックアップの重要性について話をした.パソコンやタブレットを使う人は誰でもそうだが,とにかく,バックアップをしよう.自分の身を守るためだ.

私が初めてパソコンを買った(新聞配達のアルバイトをして,足りない分は親に出してもらったもらった)のは中学生のときで,最新のPC-8801mkIIだった.ぶっちゃけ,今のMacBook Proが軽く買えるくらいの価格だった.そのときの記録メディアは「カセットテープ」だ.大学に入ってからは「フロッピーディスク」で,その後,「CD」や「ハードディスク」を利用するようになった.途中で「MOディスク」とかいうのもあったはずだが,とても短命だったような記憶がある.いずれにせよ,その頃までは手動でバックアップしていた.時々,「そうだ!バックアップしよう!」と思い立ったときに,京都に出掛けるような感じで,パソコンの中身をハードディスクにコピーするといった方法だ.

現在,この旧式な方法はまったくお勧めしない.だいたい,バックアップを忘れていたときに限ってパソコンが壊れるからだ.神様はイケズなのだ.

今なら,リアルタイムにバックアップする方法がいくらでもあるので,そうすべきだ.例えば,Macを利用しているなら,Time Machineを利用できる.私もMacBook Proが完全に壊れる事態を想定して,システムごとTime Machineにバックアップを作成している.さらに,Dropboxでファイルシステムの大部分をリアルタイムに同期している.これまでに何度かメールソフトが壊れたときに救われた.

別にDropboxを勧めたいわけではなく,自分が良さそうと思える無料ツールでいいので,少なくとも重要なファイルはリアルタイムにバックアップを取るようにして欲しい.

必死に卒業論文を書いて,あるいは修士論文を書いて,ほぼ完成し,あともう少しというところでハードディスクが壊れるということは,Twitterなどを見ていれば,毎年頻発していることがわかる.むしろ経験したことがない人の方が少ない(当社調べ).SSDもどこまで信用できるかよくわからない.明日は我が身だ.備えあれば憂いなし.備えよ常に.

まじめな話,バックアップはやっておけ.

今すぐにだ.

今やれと言っている.

© 2020 Manabu KANO.

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