「東京藝大で教わる西洋美術の見かた」でマニアックな絵画鑑賞法を学ぶ
東京藝術大学の講義「西洋美術史概説Ⅲ」の教科書.藝大准教授の著者が「偏った作品選択」をしていると明言している通り,ラファエッロ,レオナルド,デューラー,カラバッジョといった有名人が取り上げられている一方,印象派は完全に無視され,私には馴染みのない北欧美術が取り上げられている.やや読みにくさがあるものの,美術作品の新たな見方を学べた.
いつものように図書館で借りて読んだのだが,ベストセラーだけあって,なかなか順番が来なかった.待っている間に,NHKで2回にわたって本書「東京藝