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看護師留学応援:費用を奨学金と補助金で賢く取得する⁉(その2)

今日は留学総費用のお話です。就学期間総費用について、学位やプログラムによって異なるため、以下に一般的な情報をまとめました。

1. 学士号 (Bachelor of Science in Nursing: BSN)

  • 就学期間:通常4年

    • RN(Registered Nurse)の資格を取得するために必要な最初のステップ。

    • すでに准看護師(LPN/LVN)の資格を持っている場合、短縮プログラム(2-3年)もあります。

  • 総費用:年間**$20,000〜$50,000**

    • 公立大学:年間約**$20,000〜$35,000**(州内学生の場合はさらに安い)

    • 私立大学:年間約**$35,000〜$50,000**

    • 4年間の総費用は**$80,000〜$200,000**が目安。


2. 修士号 (Master of Science in Nursing: MSN)

  • 就学期間:通常2〜3年

    • 上級看護職(例:ナースプラクティショナー、看護管理者)を目指す人向け。

  • 総費用:年間**$30,000〜$60,000**

    • 公立大学:年間約**$25,000〜$40,000**

    • 私立大学:年間約**$40,000〜$60,000**

    • 2〜3年間の総費用は**$60,000〜$180,000**。


3. 博士号 (Doctor of Nursing Practice: DNP or PhD in Nursing)

  • 就学期間:通常3〜5年

    • 看護教育者やリーダー、研究職を目指す人向け。

  • 総費用:年間**$35,000〜$70,000**

    • 3〜5年間の総費用は**$105,000〜$350,000**。


その他の費用

  • 教科書・教材費:年間約**$1,000〜$3,000**

  • 生活費(住宅費・食費・交通費):年間約**$15,000〜$30,000**

    • 住む地域によって大きく異なります(都市部は高め、地方は低め)。

  • 試験費用(NCLEX-RNなど):$200〜$400程度

  • 医療保険:年間約**$2,000〜$5,000**(大学が提供するプランの場合)。

2年から5年を就学期間とすると合計で看護学の学位を取得するには、プログラムや大学によって大きく費用が異なります。総額で$100,000〜$300,000を見込む必要があります。
今日現在の為替マーケットで演歌に換算すると奨学金や助成金を活用することで費用を抑えることも可能です。各大学のウェブサイトで詳細を確認し、自分に合ったプランを検討するのがおすすめです。

現在の為替レート(2024年11月10日)は1ドル=約152.23円です。このレートを基に、以下のように計算されます:

  • 100,000ドル:15,223,000円~300,000ドル:45,669,000円と途方ない額になります。

自己負担を抑える方法(米国での奨学金制度)

1千5万円から4千5百万円をポンと支払うことが出来る人などそうそう居ません。
まず、米国で給付される奨学金プログラムを見てみましょう。
米国の医学関連の奨学金やローン返済プログラムは、プログラムごとに返済率や条件が異なります。以下は主なポイントです:

1. 奨学金とローン返済免除プログラム

  • National Health Service Corps (NHSC)
    医療従事者が不足している地域での勤務を条件に、一定額のローンが返済されます。2〜4年の勤務で大部分の奨学金やローンが免除されることが多いです。

  • Public Service Loan Forgiveness (PSLF)
    公共サービス分野(非営利団体や政府機関)で10年間働き、ローン返済を続けることで、残額が免除される制度です。返済免除を受けるための条件をクリアする参加者が多くいます。

  • 州や大学独自の奨学金
    特定の州や大学が提供する奨学金もあり、これらは卒業後の一定期間の勤務や地域貢献を条件としています。

2. 返済率と成功率

プログラムによっては、ほとんどの参加者が要件を満たして返済免除を受けています。一方で、PSLFなど一部のプログラムでは、書類の不備や条件を満たしていない場合に返済免除が承認されないケースも結構報告されていますので要注意です。​

​詳細情報については、(https://systems.aamc.org/fed_loan_pub/index.cfm?fuseaction=public.program&program_id=144)などを参照してください。

出発前に奨学金やグラントを取り付ける方法

1.看護職海外留学奨学金制度「Sasakawa 看護フェロー」を利用

この制度は、2021年にポストコロナ時代の医療・保健を支える新たな看護職リーダーを育成するため、グローバルな視点とリーダーシップを持つ看護師を養成することを目的に、日本財団と笹川保健財団が新たに設立した海外留学奨学金制度です。

この制度では、看護職の方々がアメリカやカナダの大学で修士・博士課程を履修し、看護学、公衆衛生学、保健科学(保健政策、疫学、人口動態など)分野での研修・研究を通じて、将来的には政策提言や施策の企画・実行を担うリーダーとなることを目指します。

注意点:アメリカ・カナダのおおむねトップ10の大学進学しか認めない。
申請が受理されても即渡米出来ずに6カ月~3年間笹川保健財団が行うイベント等へ参加し留学の準備を行うなどあります。

2.Sasakawa 看護フェロープログラム内容

3.奨学金支援額

本奨学金制度に関するお問い合わせ

笹川保健財団 事業部(地域保健)担当:田中

  • 電話:03-6229-5377

  • メールアドレス:sasakawa_nursing_fellow@shf.or.jp

私の私的感想👌
この制度は新設されたばかりで、奨学金受給者がまだ卒業していない段階です。そのため、細かな運用ルールが未確定な部分もあり、今後の課題として運用面の改善が求められるでしょう。

「看護職海外留学奨学金制度(Sasakawa看護フェロー)」は、返済義務のない給付型奨学金です。この制度では、最大で年間11万2000ドル(約1500万円相当)が授業料や生活費として支給されるため、海外留学を考えている方にとって大きな支援となります。ぜひ応募を検討してみてください。

次回その3はその他の費用捻出方法に関してお知らせします。
では、お楽しみに


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