「良い行動」が招くワナにどう向き合うか - モラル・ライセンシング
モラル・ライセンシングとは
「今日はこれだけ頑張ったから大丈夫」と思うことはありませんか?実は、この気持ちがその後の行動に影響を及ぼし、「気が緩んでしまう」という心理現象が存在します。これがモラル・ライセンシングと呼ばれるものです。この現象により、善行のあとに衝動買いしてしまったり、身体に悪いことをやってしまったりなど無意識の判断が影響を与えることがあります。
これ、めちゃくちゃあてはまります
自分の場合は外来後、当直後、緊急対応を上手く対応出来たときなど
良いことしたから、自分にご褒美だったり、ちょっとぐらい良いよね?
という感じで
自分に甘くなりがちなのです
以下はモラル・ライセンシングの対策として有効です
小さな目標を重ねる
良い行動を続けるために、1つの大きな目標を設定するのではなく、小さな目標を積み重ねることで、一貫性を保つことが容易になります。小さな成功体験を繰り返すことで、良い行動が習慣化し、モラル・ライセンシングの罠に陥りにくくなります。「もう一度考える」ルーチンを作る
良い行動の後に何か選択をする際、その行動が本当に自分にとって必要かどうかを自問自答する習慣を持つと効果的です。「これは本当に自分のためになるか?」と問いかけることで、安易に流されることを防ぎます。意識的にリフレクションする
良い行動をした後の自分の気持ちを日記などに書き留め、振り返ることもおすすめです。書き出すことで自己への「甘え」を視覚化でき、無意識の行動を改善しやすくなります。
できないとき、どう向き合うか
どうしても良い行動を続けられない場合、まず自分を責めないことが大切です。反省をしたうえで、「次の行動をどうするか」に意識を向けることが、次への一歩になります。
モラル・ライセンシングを含めた話題はスタンフォードの自分を変える教室にもとりあげられています