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さんぷDR ゆるお
2021年12月12日 00:55
産婦人科医の大事な仕事として、会陰切開および切開・裂傷の縫合があります。分娩をとることは助産師さんもされますが、切開および縫合は2021年現在医師のみが行っています。タイトルの「大不評」は言い過ぎかもですが、妊婦さんからは会陰切開についてマイナスな意見をいただくことが殆どです。今日は、なぜ会陰切開をするのか?ということについて書いてみます。1.会陰切開とは分娩直前に会陰(おしもの出
2021年11月22日 00:40
(この記事は、客観的なエビデンスを引用しながらも、個人的な見解も述べています。しかし基本的に、分娩の価値観については多様性を尊重したいと私は思っています。) コロナが蔓延してから、感染地域の分娩取扱施設では感染拡大防止のため、「立会い分娩(主に夫やパートナーがお産の際に立ち会うこと)」を禁止する流れとなっておりました。しかし、東京でもやっとコロナ第五波が落ち着き、1年ぶりの感染者低推移な状態と
2021年11月6日 01:13
妊婦検診の最後などに「何かご質問ありますか?」と聞くと、妊娠初期の方は特に「今、食べちゃいけないものとかありますか?」と問われます。何個かある中で、僕はまず「生肉」を答えます。これ、別に「お腹を壊すから」ではないんです^^; 理由はズバリ寄生虫「トキソプラズマ」に感染しないため!!!なのです。今日はそんなトキソプラズマのお話1.トキソプラズマとはネコ科動物を終宿主とし、ヒトや