ナメリカン
自分が使っていた言葉が、時に非常に局地的だったということに気づくことがある。
「ナメリカン」という言葉が、そうだとつい最近に気づいた。
私は、この言葉を最初は、今となっては聞かない、いわゆる死語の類だと思っていた。
”カッケ”とか”ライ病”とかも、今となってはあまり聞かない言葉だからだ。
ところが最近、それが新潟、山形の一部で使われる方言だと知った。
「ナメカン」あたりが正しいらしい。私の地域では「ナメリカ(ン)」という様に、”ン”はあまり言わなかったように思う。なんか、”メタリカ”みたいだ。
職場の者、何人かに聞いたが(主として新潟県民)知っている者は1割程度だった。
新潟でも限られた地域、限られた時代での方言だったようだ。
ちなみに、この「ナメリカン」どういうものかと言うと、口の周りを舐めすぎて、唇や、周囲の皮膚が炎症をおこし、腫れあがったり、ただれたりする病気を言う。
「舌なめ皮膚炎」「舐めまわし皮膚炎」というのが、正式な名前らしい。
特に昔の子供は、鼻水が落ちてきても、なめたりするし、リップクリームも無くて、唇が渇きがちだったから、なりやすかったのだろう。
(ここまでで10分)
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