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【保存版】2歳までに娘の知育でやったこと、やらなかったことまとめ
娘が今月(2024年11月)3歳になり、これまでの健全な成長に感謝するとともに、さらに賢い子に成長することを祈願するために七五三詣をしてきました。この節目の時期に、これまでの知育の取り組みを振り返る機会として、0~2歳の間にやったこと、やりたかったけれど諦めたこと、やって意義を感じなかったこと、そして最初からやらなかったことを整理してみました。
インターネットが普及した現代では、企業や団体、SNSのインフルエンサーも含めて実に多様な知育方法が発信されています。それぞれが考え抜かれ、よく練られた有意義な内容であることは間違いなく、多くのパパ・ママが「どこまで取り組むべきか?」と迷われることと思います。しかし、すべてを網羅的に取り組むことは当然不可能で、玉石混淆の様々な情報の中から取捨選択することが必要です。限られた時間と体力の中で、「本当に必要なことは何か」を考え、私は以下の3つの方針を意識しました。
子どもの興味や発達段階を尊重して取り組む
何故それをやるべきなのか自分で考え、納得したうえで取り組む
無理せず、おかれた家庭環境で実践できる範囲で取り組む
今回は、私と夫の考え方、及び実際の取り組みの具体例を交えながら、娘が成長して得られた成果や課題をお伝えします。知育について様々な情報を発信・奨励している立場としては自己矛盾もあるかとは思いますが、情報に流されすぎないように、お子様の成長を見つつ、どんな知育効果があるかを考えながら取り組んでみてください。既存の記事と被る点もありますが、子どもの成長について写真を添えて踏み込んだ内容にするので、初めて有料記事として公開することをお許しください。この記事が少しでもご参考になれば幸いです。
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1. 絵本の読み聞かせ
絵本の読み聞かせは、言語能力や想像力を育むとても効果的な方法です。「3歳までに1万冊」を目標にする意見もありますが、私は冊数にはそれほどこだわらず、読み聞かせをしている時間の質を重視しました。
はじめは1万冊を目指して、1日10冊をめやすに読み聞かせをしていましたが、復職してからは限られた時間と子どもの体力の限界で、そのペースを保つことは諦めました。何を読んだか記録はつけていたので今カウントしてみたところ、最終的にはその半分の、延べ5000冊ほどを読んだ結果となりました。
絵本読み聞かせのコツ
読み聞かせをするにあたって、以下のような点を考慮しました。
選書のしかた・・・0歳時はカラフルでかわいい絵や単純な図形、リズミカルな言葉で構成された本を選び、1歳以降はストーリー性があり、繰り返し楽しめるものに移行しました。2歳くらいになると少し長めで複雑なストーリーであっても、何度か読んでいるうちに音をそのまま記憶して自分で声に出して読むようになります。子どもの興味が持続するくらいの長さの絵本を選ぶと良いかと思います。
表現豊かに読む・・・棒読みにならないよう、絵本のキャラクターの声や感情を表現したり、物語の世界に没入できるようにしました。また、内容に合わせて子どもとふれ合ったり、歌をうたったりと五感を刺激するように努めました。
実体験との結びつき・・・「果物の絵本」を読んだ後にスーパーにフルーツを見に行くとか、「動物の絵本」を読んだ後に実際に動物園へ見に行くなど、体験と絵本の内容をリンクさせることを意識しました。ひなまつり、お盆、ハロウィンといった年中行事について題材にした絵本もおすすめです。3歳になるまでには毎年の行事を2回以上経験させてあげられるので、行事絵本で学んだこととリンクした季節の移ろいと、歳を重ねる実感を得ることにつながります。
娘は1歳の時点で3語文を話し始めるなど、かなり早い段階でスムーズに会話を理解し、言葉で表現する力を身につけることができました。もちろん、これには語りかけをすることや音を聞かせるといった発語を促すほかのアプローチによる効果もありますが、娘が発する言葉には絵本で読んだ表現が多く表れているので、読み聞かせの効果は大きいと感じています。言葉の発達については3歳となった今でも周囲の子たちと比べても頭一つ飛び抜けているように思います。
読み聞かせはある意味親子の共同作業ですので、習慣的に読み聞かせを繰り返す中で子どもと濃密な時間を過ごせたと思います。これらの経験から、いっぱい読み聞かせ、語りかけてあげることは、単純に知育活動としてだけでなく一番やってよかったと感じていることの一つで、私はすべてのパパ・ママにもやってほしいと思っています。
2. 文字の習得
モンテッソーリの言葉を借りるなら、ある物事に対する「敏感期」というのは確実に存在すると思います。文字についてもその例外ではなく、興味が出てくるタイミングが娘の場合はっきりとわかりました。
文字を図形に見立てた早期教育を推奨する方をしばしば見かけますが、正直に言うと、私は何歳何か月までに漢字をいくつ覚える、といった文字の早期教育はナンセンスだと思います。実際のところ、興味がないときにいくら平仮名や漢字を見せても全く覚えないし、逆に敏感期が到来したと確信した2歳半くらいのタイミングで、例えば以下のような知育アイテムを使って再び取り組むと、特にこちらから教え込まなくてもとても素早く定着する様子を観察できました。
文字を楽しく覚えるアイテム
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