日本の話とは思えない?!書評「この世でいちばん大事な「カネ」の話」
こんにちは、サカモトです。
最近は、本の話、少なめでしたね。相変わらず、本はよく読んでます。色々とイベントなんかに出てたりするので、書く機会がないというところですかね。
さて、今回紹介したいのは、こちらの本、『この世でいちばん大事な「カネ」の話』です。
西原さんについてはいろんな面白い本を書いていて昔から好きでした。
最近で言えば、「毎日かあさん」とか、
昔で言えば、まあじゃんほうろうき
「恨ミシュラン」とかね。
サービス精神満点というか、絵よりも文字のほうが多いとか、ハチャメチャな絵柄とか、かなり楽しませてもらってました。
あっ、ちなみにこの本は、マンガではなく、エッセイみたいな感じで、さし絵程度しかイラストはないです。結構真面目な話が書いてあります。
えっと、最近お金について、勉強しているところですが、さっぱり分かりません。
最近ではキングコングの西野さんの「夢と金」を読んだんだけど、よく分からなかったんですよね。あっ、一つ一つのことは丁寧に書かれていて、分かりやすかったんです。
ただ、実践となると、どこから手を付ければいいのかよく分からず、どうしたらいいのだろうと、途方に暮れるというか、、、
そんな中、こちらの動画を見たんですね。その中でほんのちょっとこの本の話が出てくるんです。菅さんが、西野さんにお金の勉強の本として渡したのがこの本だそうです。
そうか、そんなすごい本なのかと思って読み始めたわけです。
はじめがすごいです。度肝を抜かれました。みんな抜かれると思います。
お札は魚の匂いがした、というような話から始まります。ふーん、漁師町で漁師さんが魚を取ってきて、そのままお金をいじるからなのかなとか、はじめはまあ、そんなにという感じですが、お母さんが再婚して引っ越した時の話がまさにカオスです。
周りのお母さんたちはみんなイライラして、太っていて、へんなパーマかけている
お父さんたちは金がないのにばくちばっかりしている
みんなイライラしているから、家庭内で暴力は当たり前
子どもたちは全然親にかまってもらえないから、三歳くらいの子が公園とかで転がされている
金がなくて、歯医者とか行けないから、虫歯だらけとかね。
うん、これはいくら昔とはいえ、東南アジアの話じゃないの?
思わず、西原さんの歳を調べたら、なんと1964年生まれ。それでこんなひどかったの???
さらに衝撃なのは、金がなさすぎて、窓ガラスがない家があったということです。えーーーーっとなりました。
60年代とか70年代とかって高度成長期で、どんどん日本が豊かになっていった時代みたいに歴史では習ったけど、そんなの嘘だったのかと思った次第です。まあ、日本の全部が全部そうだったわけではないと思うけど、そんな社会だったんだなと思わされました。
この本は、そんな貧乏で、子供から大人になって、どんなふうにサバイブしたのかも見どころの一つですが、子供時代の話が衝撃的すぎます。
ぜひ読んでみて。
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