岸田家は愛にあふれた一家だな!「人生、山あり谷あり家族あり」
こんにちは、サカモトです。
今回はこちらの本のご紹介です。
この本の作者は岸田ひろ実さん、僕が勝手に文章の師匠と仰ぐ岸田奈美さんのお母様です。そのお母様が岸田家について書いたのがこの本です。
この本は母目線で岸田家のことを書いた本で、前に娘目線で岸田奈美さんが書いた本については、こちらのブログで感想を書きました。
基本的には2冊とも同じようなことを書いているんですが、娘目線と母目線では微妙に違うんですよね。家族に対する愛をものすごく感じるんですがやはり、母性を感じるというか、書いてあることも微妙に違ってくるんですよね。その違いが面白いです。
岸田家は大変な家族
それにしても、岸田家は大変な環境です。
奈美さんの父親は奈美さんが中学2年のときに39歳で亡くなり、奈美さんの弟はダウン症で、知的障害があり、さらに、母親であるひろ実さんは、車いすユーザーという状況です。
こんな大変な状況では、絶望的な状況だと思うんですが、そんな状況にもかかわらず、いや、多分大変な状況であるからこそ、家族が、それぞれに対して想い合っていてとても素敵です。それが、本の中からもうかがえるし、ツイッターでもよく分かります。
ツイッター見ているだけで仲のよさが伺えますよね。
はじめにが、衝撃的な内容
はじめにが、衝撃的な内容です。タイトルからして、「頼りの娘から「死んでもいいよ」と言われた日」ですからね。
ひろ実さんが大動脈解離という病気にかかり、生死をさまよう大手術を経てなんとか一命をとりとめます。しかしながら、車椅子生活を余儀なくされ、何事も思い通りにならない現実にすっかり嫌気がさして娘に「死んでしまいたい」と思わず言ったときに、返された一言がタイトルの言葉です。
この部分を読んだときに思わずジーンときました。実の母親に死にたいと言われるってどんな気持ちだろうか、そして、それがさもなんでもないふりして大丈夫と言う気持ちの強さに心打たれました。
これがきっかけに、ひろ実さんは気持ちが前向きになって、いろんなことにチャレンジしていくことになります。これを読むと、人の幸せは環境ではなくて、人の心が決めるんだなと改めて気付かされた気がします。相田みつおみたいな感想ですがwww
ということで、今回は、「人生、山あり谷あり家族あり」の紹介でした。岸田奈美さんの「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」とセットで読むことをおすすめします!
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