見出し画像

こんなアプリ通知は嫌だ!ユーザーにOFFにされない為の通知とは

こんにちは、自身のスマホに入っているアプリの数はちょうど100個の横山です!
日本人のアプリDL数が平均103個とのことです。私はほぼ平均でしたが、みなさまも数えてみてはいかでしょうか?と言いつつも、使っていないアプリが大半を占めています。私は10個ほどしか日常使いしていません。そして通知はOFFにしていることは多いです。

アプリDL数は平均的な数でしたが、基本通知はOFFにしている理由があります。

・スマホが通知で画面が明るくなり視界の端でチラチラと気になってしまう
・自分に関係のない情報が煩わしく感じてしまう

LINEやTwitterなどSNS系は反応が気になるのでONにしていますが、ほかは心を許した通知のみ。(ニュース速報やお気に入りのアプリだけです)

では、どのような通知ならユーザーに受け入れられるのだろうか?基本通知OFFの私が通知について本気を出して考えてみました!今回は、「こんな通知は嫌だ」と思われてしまうアプリ通知になっていないかチェックできる記事となっています。ぜひご参考になってみてください。

アプリ通知の重要性

アプリ側における「通知」の機能は、とても重要なアクションになります。
なぜなら、通知を行わないとアプリをユーザーが開くのを待つだけになってしまうからです。
受動的になってしまうとアプリ側から働きかけたい物事やお知らせしたいことをユーザーの行動に依存してしまう為、機会損失につながってしまいます。機会損失を避けるためにも、できる限り通知はONにしてもらいたいですよね…!

ユーザーは自身にメリットがあると考えた場合は通知をONにしてくれます。では逆にメリットを感じない通知とはなんでしょうか?

こんな通知は嫌だ!

ここからは私が実際に経験した「OFFにしよう」と思った通知の内容を紹介します。メリットを感じない上、嫌になってアプリごとアンインストールしたことも。どのような通知が嫌だなぁと感じるのかを「ユーザー視点」で考察しました。

ユーザーに関係のない通知を送ってくる

画像1


独身女性の私に「男性向けTシャツ期間限定セール」「ファミリー向け情報」のような通知がくると、自分に関係のない情報と判断し、通知をOFFにすることがあります。全く関係のないものが送られてきた場合は「あなたのために送っている」というパーソナリティを感じられにくく、結果的にユーザーに受け入れられない可能性が高いです。

POINT:通知自体を特定のセグメントに分け、年代や性別によって語りかけや内容を変化させてみましょう。

通知のタイミングがずれている

画像2


ユーザーは欲しい情報を欲しいタイミングで提供されることを求めています。その為、通知のタイミングがずれてしまうと通知の表示をOFFにしてしまうことも。例えばデリバリーアプリが「お昼を食べる人」をターゲットにして「今ならランチセット●%引き!」という情報を出すとした場合、通知のタイミングがお昼時間をすぎた14時頃に届いたらどうなるでしょうか?すでにランチを終えたユーザーには関連性のない情報となってしまいます。さらに、お得に食べられたかもしれないと逆に不満を抱きかねません。

POINT:この場合は、自社のアプリがどのような時間帯に使われているのかを分析し、通知のタイミングを検証してみることが大事です。

同じ内容を何回も送ってくる

画像3


1日に同じような内容が2回以上送られてきた日は通知の処理だけでストレスを感じてしまいます。もちろんユーザーにとって必要な通知であれば受け入れられますが、そうではなかった場合は「OFFにしよう」と思い立ち、通知設定を変えてしまうでしょう。

POINT:日程を分散させることで、ユーザーに伝えたい情報を定着させることは可能です。「そういえば、こんなこと言っていたな」と学習することもあるため、適度な間隔を空けて通知するようにしましょう。


この通知は嬉しい!期待する内容とは

冒頭でお伝えしましたが、ユーザーはメリットを感じればONのままにします。私が実際もらって嬉しかった通知内容を共有させてください。

スターバックスアプリ、お疲れ様通知
だいたい仕事終わり18時ごろ、たまにアプリが通知してくるものです。
出社して「あー疲れたなー」と思いながら帰路についているころに、この通知をみると、なんだか心がほっこりして、スターバックス寄ろうかな。という気分にさせてくれます。
クーポンや割引など、メリットを一方的に通知するものではなく、あくまで人に寄り添って通知しくれる内容のため、スターバックスで一息つきませんか?という内容は心惹かれますね。

通知が嫌だ!と思われないための工夫

嫌だ!と思ってしまった通知は、一方的に言いたい情報だけをユーザーに渡していることが多かったではないでしょうか。逆に嬉しかった人の行動に寄り添った通知はメリットだけなく企業への好感度も感じてもらうことができます。では、どんな工夫をすればよいのでしょう。

自分たちのターゲットユーザーが1日にどんな行動をしているのか把握する
アプリのターゲットの1日をペルソナ化して明確にすると、どのタイミングでどのような通知を打てばいいのか、洗い出すことができます。
例えばオフィスでバリバリ働いている女性に、日中の就業時間中にセール告知打ってもあまり見てもらえないですよね。ターゲットの動きを考えて告知のタイミングを決めましょう。

ユーザーに印象を残す
1日に何度も同じ通知を出すとユーザーに嫌がられてしまいますが、印象に残すことは大事です。あんなこと通知してたけど、今でもできるのかな?などユーザーは思い出したら行動してくれることもあります。セール系は難しくとも、たとえば「大切な人に贈り物しませんか?贈り物特集できました」みたいなものであれば、通知できそうですよね。
他の企業と埋もれないように、自分たちのターゲットに寄り添った伝え方ができれば、よりアプリを開いてもらえる率は高くなります。
例えば働いていて時間が取れないユーザーに「忙しいあなたに見てもらいたい。大切な人への贈り物特集」にすれば、ターゲットはあっこれなら時間なくても見れそう。と思ってもらえますよね。

画像5

参考:THREEアプリ通知

最後にアプリの行動履歴から通知内容を考える応用編になります。
一例ですが、デリバリーアプリでユーザーがコンテンツ閲覧後にコンバージョンしないままアプリを閉じたとしましょう。この場合ユーザーは目的があってアプリを開いたはずです。

ご飯を探そうと思ったが、今すぐではなくてもいいと判断した

上記のように仮説を立てた場合、まだお昼ご飯を食べていないというステータスのまま他の作業や移動等をしている可能性があります。そこで、30分〜1時間後に「ご飯もう注文されましたか?おすすめ特集はこちら」といった流れで通知を送ってみるといかがでしょうか。

お昼をまだ食べていない状態のままであれば、通知を元に思い出したり・他で検討していたサービスを中断し「そういえば、まだ頼んでなかったな。特集を見てみよう」と行動を起こしてくれるかもしれません。ユーザーがどのような行動をしたか?をトリガーにし、特定の条件で行動したユーザーだけに通知を送れると「通知としての役割」を最大限に果たすことができます。

通知の機能は地道に改善していくことでアプリのDAUを伸ばすことができる手短な打ち手にもなりやすいです。是非この機会に、必ずユーザーの行動に沿った内容を意識してみてはいかがでしょうか?

よりユーザーフレンドリーかつ、パーソナライズが求められるこのご時世。通知をどうしたらいいのか考えるの際の参考になればと思います。

また、弊社ネットイヤーグループではアプリ構築のご支援やUXデザインのお取り組みを行っております。今回の記事のように「ユーザー視点」に重きを置いたアプリサービスや次世代の「デジタルとフィジカル」をつないだサービス構築を提供しております。DX推進・マーケティングをご担当されている皆様、ぜひ一度サービスの詳細をお問い合わせくださいませ。


画像4


いいなと思ったら応援しよう!