あれほどダメだと言ったのに彼はきた 久しぶりに見る彼は信じられないほど美しい 庭の落ち葉を踏みしめながら 1階の書斎の方へ向かってくる 私もついに待てなくなって…
ようやく秋のはじまり 赤ぶどうジュースにかぼちゃパイ 魔女を意識してボルドーのリップ ダークグリーンのシャツから見える彼の素肌 短い絶頂のあと 庭に出て一服しな…
金曜夜23時のオフィス。今夜も残っているのは彼女だけ。パソコンの電源を落とし、嫌いな同僚のブランケットに残ったコーヒーをじんわり染み込ませた後、ワインに合うつまみ…
ブランケットを纏い 濃いめのラテを持ってテラスに出る 今朝の海は穏やかだ☕️ 昨日の人は 朝になるとちゃんと消えていた だらだらと居座られるのは 苦手なのでありがた…
林檎の木の下で 退屈な詩集を読み返す 大人たちは昼寝中 あと30分もしたら お茶とケーキを求めて 夢の中から戻ってくるだろう Qはぬるいプールを漂っている 半開きの口 …
湖に浮かぶ午後 オパールのおっとりとした輝き 蜜のようなワイン 冴え渡る多幸感 【今夜もあの男がくる】 人魚のようになめらかで ピンクもブルーも両方ほしい ラベンダ…
私だけのアトリエをつくった 薄くて粘度のある膜のなか 蒸留された音だけを 聴くことができる秘密の場所 そこで絵を描くことも 詩を書くことも 器を作ることも 詩を諳んじ…
楽しくて仕方がない もう何日も書き続けている こんなことは初めてだ 頭がフラフラしてくると 水を飲みチョコチップクッキーを齧った 頭がグラグラしてくると 床に落ちて…
8:00 悪魔にうなされ起きる びっしょり濡れた不快なからだ 13:00 なにもかも恐ろしくて震えるので Pを呼んでふたりでシャンパンを開ける 21:00 気絶していたようだ ラム…
4:00 これからパーティーをする 冷たい砂のうえ シャンパンとフロマージュ 9:00 起きてお風呂🛁 梔子の香りのボディークリーム 19:00 たまには奈良に行こうと思い 旅の準…
10:00 ひさしぶりに フランスのサスペンスが読みたくなって ギヨーム・ミュッソと ピエール・ ルメートルで迷う 15:00 ホテルのプールへ 少し泳いでから プールサイドでピ…
白樺の森まで散歩 隠れていたリスに胡桃をあげる 街に出てパールイヤリング 花のかたちのワイングラスを買う サーモンのタルタルと バゲットを準備して ささやかな夜の宴…
8:00 ホテルの朝食ブュッフェへ たっぷりのサラダをとって オレンジジュースとクロワッサン🥐 オムレツも焼いてもらう カフェラテも忘れずに 11 :00 蔦屋書店に寄って小説…
5:00 悪魔にうなされて起きた それで悪夢のようでいて美しい壮大な物語 ハ・ジウン『氷の木の森』を読むことにした 9:00 彼がカフェへ連れて行ってくれる コーヒーとフレ…
9:00 いつのまにお金がもうない 両親に電話してもでない 二人が帰ってくるのは来週だ どうしよう何も食べるものがないのに 11:00 腐りかけのバナナを発見🍌 コーヒーがの…
4:00 夢中で本を読む彼 喉が渇いたと 訴えても見向きもしない 7:00 今日はまたすごく寒くなった 甘酒を温めてのむ 18:00 ローストビーフのサンドイッチを食べながら 進撃…
𝚓𝚎
2024年10月5日 21:54
あれほどダメだと言ったのに彼はきた久しぶりに見る彼は信じられないほど美しい庭の落ち葉を踏みしめながら1階の書斎の方へ向かってくる私もついに待てなくなって庭に飛び出すそのまま二人は落ち葉の上で愛しあう気がすむと二人で家に戻りお茶を淹れケーキを食べ2階のベッドに潜り込んだ
2024年10月5日 20:25
ようやく秋のはじまり赤ぶどうジュースにかぼちゃパイ魔女を意識してボルドーのリップダークグリーンのシャツから見える彼の素肌短い絶頂のあと庭に出て一服しながら本を読むはだかの胸に月光が当たる
2024年8月31日 23:12
金曜夜23時のオフィス。今夜も残っているのは彼女だけ。パソコンの電源を落とし、嫌いな同僚のブランケットに残ったコーヒーをじんわり染み込ませた後、ワインに合うつまみを考えながら、彼女は会社を出る。最寄り駅から自宅までは恐怖の時間。女であることの不自由さを感じる時間。自宅に入りカギを閉めてようやくホッとできる。なんという理不尽。軽くシャワーを浴び、シルクのキャミドレスに着替えたら、まずはよく冷
2024年8月23日 20:27
ブランケットを纏い濃いめのラテを持ってテラスに出る今朝の海は穏やかだ☕️昨日の人は朝になるとちゃんと消えていただらだらと居座られるのは苦手なのでありがたいでもなぜか首の痕も消えているあんなにきつく絞められていたのに一体どういう技術だろう?すごくきもちよかったし近々また会いたくなりそうお気に入りが増えて気分がいい今日はドーナッツをテイクアウトしてそのまま海でヨ
2024年8月23日 12:26
林檎の木の下で退屈な詩集を読み返す大人たちは昼寝中あと30分もしたらお茶とケーキを求めて夢の中から戻ってくるだろうQはぬるいプールを漂っている半開きの口 脱げそうな水着今すぐ二人で2階のベッドに行ってあのサファイアの瞳に魅了されたい
2024年8月21日 12:45
湖に浮かぶ午後オパールのおっとりとした輝き蜜のようなワイン冴え渡る多幸感【今夜もあの男がくる】人魚のようになめらかでピンクもブルーも両方ほしいラベンダー色の気配を纏って肌はメレンゲのようにふかふか【綺麗なわたしを隠さないと】
2024年8月20日 08:20
私だけのアトリエをつくった薄くて粘度のある膜のなか蒸留された音だけを聴くことができる秘密の場所そこで絵を描くことも詩を書くことも器を作ることも詩を諳んじることだってできるでも初めにするのはそう秋の新作コスメを試すこと深いボルドーのシャドウには満月の夜を思わせるゴールドラメをのせてみる?このリップとネイルの色味をあわせて少しカルト的な雰囲気を纏ってみる?アンテ
2024年4月6日 00:10
楽しくて仕方がないもう何日も書き続けているこんなことは初めてだ頭がフラフラしてくると水を飲みチョコチップクッキーを齧った頭がグラグラしてくると床に落ちて寝ていて目覚めてまた椅子に座って書き始める身体はボロボロなのに楽しくて仕方がないこのまま書き死んでもいい何度もドアを叩く音がして目覚めたまたいつのまにか床に落ちていた近くにあったリネンシャツを羽織りドアを開けると
2024年3月28日 21:10
8:00悪魔にうなされ起きるびっしょり濡れた不快なからだ13:00なにもかも恐ろしくて震えるのでPを呼んでふたりでシャンパンを開ける21:00気絶していたようだラムチョップを焼いて赤ワインを開ける23:00いつも孤独な彼哀しそうで見ていられない
2024年3月27日 23:10
4:00これからパーティーをする冷たい砂のうえシャンパンとフロマージュ9:00起きてお風呂🛁梔子の香りのボディークリーム19:00たまには奈良に行こうと思い旅の準備をする昨日届いたセラムとロバート・A.ハインラインの『月は無慈悲な夜の女王』をいれる22:00彼にバレて階段から突き落とされるすりむいたひざを猫がなめる
2024年3月24日 11:47
10:00ひさしぶりにフランスのサスペンスが読みたくなってギヨーム・ミュッソとピエール・ ルメートルで迷う15:00ホテルのプールへ少し泳いでからプールサイドでピニャコラーダをのむ心地よい疲れを纏った身体で部屋で待っている彼の元へ19:00アトリエに行って少し創作絵を描いたり詩を書いたり23:00シャンパンを手に海まで波の音につつまれる途中でOが来たので一緒
2024年3月23日 10:29
白樺の森まで散歩隠れていたリスに胡桃をあげる街に出てパールイヤリング花のかたちのワイングラスを買うサーモンのタルタルとバゲットを準備してささやかな夜の宴を始める
2024年3月21日 21:53
8:00ホテルの朝食ブュッフェへたっぷりのサラダをとってオレンジジュースとクロワッサン🥐オムレツも焼いてもらうカフェラテも忘れずに11 :00蔦屋書店に寄って小説を2冊アンナ・カヴァン『眠りの館』ジャクリーン・バブリッツ『わたしの名前を消さないで』19:00先週ワインショップで出会ったソムリエの彼と食事話している間ずっとお互いの唇を盗み見る26:00彼のワイ
2024年3月20日 18:20
5:00悪魔にうなされて起きたそれで悪夢のようでいて美しい壮大な物語ハ・ジウン『氷の木の森』を読むことにした9:00彼がカフェへ連れて行ってくれるコーヒーとフレンチトーストのおかげでとても幸せな気持ちになる11:00今日はあえて悪夢をテーマに読書しよう主人公が過去のトラウマのせいで悪夢にうなされるイヴ&ロークシリーズを再開しよう17:00春コスメがどっさり届いたので
2024年3月19日 22:04
9:00いつのまにお金がもうない両親に電話してもでない二人が帰ってくるのは来週だどうしよう何も食べるものがないのに11:00腐りかけのバナナを発見🍌コーヒーがのみたい…18:00近くに住むUがピザを持って来てくれることになったアンナ・カヴァンをちらちら読みながら待つ21:00当然そうなるとは思っていたけどここまで容赦ないとは思わなかった重油まみれの海で死んでる
2024年3月18日 21:21
4:00夢中で本を読む彼喉が渇いたと訴えても見向きもしない7:00今日はまたすごく寒くなった甘酒を温めてのむ18:00ローストビーフのサンドイッチを食べながら進撃の巨人の11巻をよむローストビーフの色味が巨人に似ている22:00桃の缶詰を開けてトロイ・シヴァンの音楽を聴く