使い捨ての音楽とつぶれたお店

自分は音楽が好きでよく情報サイトを見る。その時にむなしくなることがある。

その気持ちになるのはアイドルが歌う季節ものの曲や、所謂旬の女優が単発で出した曲を見たときだ。端的にいうと2年後には誰も聞かなくなるだろうなーと思ってしまう。

売れるからルーチンでリリースしただろうとか、抱き合わせ商法的にファンが買うだろうという目論見を邪推してしまう。

まぁだいたい悪い予想は当たるもので「そういえばあの時…」と数年前話題になった曲を検索すると今やだれも話題にしていない。芸術作品界の鯖と言っていいくらい足が速い。

むなしいだのかわいそうだの思うならお前が聞けよって話だが、僕は聞けない。なぜなら普通に好みじゃないから。

これと似た気持ちを最近感じたのが、タピオカ屋や唐揚げ専門店が潰れたというニュースを見たとき。かわいそうとは思うけどそもそも好みじゃないから買い支えようという気になれない。

聞かれない音楽とはいうが、インディーズや同人音楽に対してはそう思わない。多分僕が勝手に作者の思い入れがあると想像するからだ。売るためではなく、いい意味で自己満足・表現として作ったのだろうと。言うなれば親の愛情のようなものだろうか。そういうのがあると作品も報われるのか。やっぱり何事においても愛情は合った方がいいな。


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