再考、日記の書き方続け方
2025年になり新しい日記帳になりました。日記帳のページの右側の方が重くなり、1年がスタートした事を感じます。
私が日記を書き始めたのは、3年前の今頃にうつ病に診断され、それに伴い記憶力が著しく低下し、その病状の記録用と脳トレを兼てのものでした。それが習慣化し今に至ります。そんな日記帳も4冊目です。
私の日記の書き方は朝起きて昨日の出来事を書く"1日遅れ方式"です。内容は《天気・食事内容・1日の出来事》と言った内容になっています。
それに加えて、昨年からは言った場所にまつわるアイテムを日記帳にスクラップブックのように貼り付けるようにしました。博物館やコンサートの入場券の半券、遠くに出掛けた時はその日に食べた物のレシート或いはお店の名前が書かれた割り箸の袋、私が道路交通法違反で警察のお世話になった日には交通反則告知書を、逆に落とし物を交番に届けた日には拾得物件預かり書を日記帳の空きぺージに貼り付けています。これはほんの一部です。私は出掛けたがりですので、毎週末貼り付けるアイテムが出来てしまい、後半は貼り付けるページに困るくらいでした。
あくまでも脳トレの一環で始めた日記なので、脳トレの一環として時々自分で読み返します。文字で書き残した出来事を読み直しても、あの時あんな事があったな、こんなのを食べたなと振り返る事は出来ますが、半券なんかでも視覚的に"物"として残るだけで記憶の鮮明さは段違いです。
例えば、私がプロポーズされた日はその日にパートナーと買い物に行った時のレシートを日記帳の空きページに貼っています。8月1日の出来事で、文字としてもプロポーズされた事は書いていますが、それに付け加えて日記帳の空きページに貼り付けたレシートを見ると、あの日に存在していた全てが私たちを祝福しているように感じた事や、パートナーへの愛情で自分が爆発しそうになった感情を未だに鮮明に思い出す事が出来るのです。
確かにプロポーズされた日の出来事なので、どうやったって鮮明に覚えてはいそうな出来事ですが、それ以外にも食券の半券なんか貼り付けたページを見返せば、どこで何を食べてどんな味がしたか、どんな感情がそこにはあったかを文字で残すだけよりかは鮮明に思い出せます。交通反則告知書のページもあの時は、本気で落ち込みましたが、今読み返せば自分のマヌケさに笑えてすら来ます。
エッセイ的に私の日常を書いた週一noteも取り組み初めてから2年目を過ぎましたが、書く上で大事なのは"何があったか"より"何を感じたか"です。note用に常にメモ(ネタ帳)も持ち歩いていますが、やはり文字で書くより物として残した方が、感情が思い出しやすく記事になりやすいです。
パートナーも知り合いも私の薦めで日記を書き始めました。が、長続きはしなかったようです。聞けば『書く事が無い』と言う理由でした。確かに私のように脳トレで始めないと日記って難しいのかも知れません。でも、スクラップブックから始めるのはどうでしょう。新しく日記帳を買う必要もありません、適当なメモ帳やノートで良いのです。どんな些細な物でも貼り付けましょう。普段の買い物のレシートからスタートして、楽しくなってきたら、行きたかった場所へ訪れ、そこの半券や記念品を貼り付けましょう。ほんのちょっと感想や何を感じたかを書いて後々読み返した時に幸せだった、楽しかったと思い出せるなら完璧だと思います。スクラップブックのネタを探すために外に出るのも良いのではないでしょうか?
日記もnoteも"出来事のあとがき"を書くものなんじゃないかと私は最近思うのです。