お星さま混ぜ混ぜ系SF
スターシェイカーを読了する。
んが、俺がアホすぎるせいで大ネタがいまいち理解できなかった。
これってつまり人間が転位する=宇宙を動かす→素粒子と宇宙の振動が合致する、というわけよな。
転位がどう振動に関わってくるんだ?
一つの方向に牽引された状態を波の一端と見做してるのか?これが弦理論に基づいていることはなんとなく分かるが、それ以外はよーわからんのであった。
あと読む前に読みにくいという評判を耳にしたが、これは作者の文章が下手というよりも、応募条件となる文字数制限内に収めるためにあれこれ切り落とした結果なのではないかと思う。知らんけど。
ただ〈舵〉の理屈はホントに面白くて、「テレポーターは転位する際に自身の身体にかかっていた自転のベクトルを無意識の内に操作しているから、逆にコリオリを捻じ曲げて攻撃に転用する事が可能」という発想は秋山瑞人のDBにおける発勁じみてて楽しい。
更に能力を使用する度に全身の細胞から均等にエネルギーを搾取されるという制限が設けられているところも良い。能力バトルは制限がなくては。
個人的なわがままを述べさせてもらうなら、これは小説じゃなくて設定資料集として読みたかったということ。
同じ値段なら俺はそっちを買いたかった……。
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