俺はナイトランナー　その2

つまりブッチャーはヴィレドーの電源を落とすことでミサイルの発射を食い止め、誰かが再起動したりせぬようにダムを占拠して周囲を牽制していたわけだ。
こうしてPKとの膠着状態が11年に渡って続いていたわけだが、ラスボスのワルツがブッチャーの意向を無視してこの均衡を破り、ミサイルを再起動させる等々好き放題やったことでヴィレドーは崩壊の危機に直面する。
PKとレネゲイドの全面戦争だ。こうなればダムは爆破され、ヴィレドーは水浸しになって最後に残りたる街は滅亡し、人類は絶滅してしまう。
これを防ぐためにプレイヤーは奔走するわけだが、俺はどちらかというとそうならないためにブッチャーとPKの総司令官とナイトランナーのボス（サバイバーの派閥）が会談を設けて政治的な駆け引きを行うところが見たかったなあと思うのであった。
これってつまり二分した旧国軍の残党+民間の自警団が人類最後の都市の行く末をかけて権謀術数を巡らすということであり、ストーリーとしてこれ以上ないくらい魅力的ではないか。
まあ本軸としては主人公とラスボスの話なので結局はそこに振り回されてしまうのだが。