労働者協同組合とDAO
労働者協同組合は、DAOと親和性が高いのではないかと漠然と考えていた。
しかし、経営と労働従事を極力近づける仕組みであるから、関係性の広がりを志向するDAOとは、実はあまり相性が良くないのかもと思い直した。
労働者協同組合とDAOが「噛み合う」のは、
・意思決定サイクルがものすごく短い場合で、少人数でも対面の合意形成が難しい場合
・事業、業務の内容がスマートコントラクトによる自動実行の面が強い
場合
という場合かなと思う。
また、労働者協同組合法では、投票価値の平等がうたわれているので、様々なトークンを法律上では策定できないということも課題の一つ。
自民党の作業グループの提言が、合同会社をビークルにしているのもうなづける。