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私、呪物。ときどきクロミ🔱

人生で、もう無理だよってときに占いをしてもらいに行く。
それはあまり多くない。
横浜の中華街、神戸南京町、阪急服部天神、あとどこだっけ。
ほかは割と元気なときに行った。
ちゃんと彼らに救われて生きている。
あとは自分で占いを研究してセルフリーディングしていて、占い師として同業のひとに会ったことは一度もない。

あなたは絶対負けない』と言ってくれたのは南京町の紫龍さんだった。
美輪明宏みたいな雰囲気の女のひとだった。
その後、また探しに行ったけれど見つからなかった。
彼女の言葉をいまも信じている。
当時、思い描いた方向とまったく違う人生を生きているが全然いい。

私は交際する相手の親たちにことごとく嫌われた。
恋人のお爺さんで神道を信仰していて霊感のあるひとに毛嫌いされた。
彼はお爺さん子だった。
母親を事故で亡くした恋人の継母で、ひとを見る目がある女性にも毛嫌いされた。
夫の両親にも嫌われたし、結婚してからは実母にも憎まれたので、盆や正月に家族で一堂に帰る場所はない。

いまなら理由はよくわかる。彼らは

獅子座冥王星世代(1939-1958生)

で、私の蠍座金星火星天王星とスクエアだから。そして私はアセンダント獅子座。
彼らは自分が輝くために生きているけどそれ(自分の存在そのものを輝かせること)自体がコンプレックスだ。
私はなんだか鈍色のオリジナルカラーを臆面もなく晒し、彼らに怯むことなく堂々と物申すから、怖かったのだと思う。
呪物のように扱われていたし、彼らにとっては大切に守ってきた「族」を破壊しかねない雰囲気を放っていたのだと思う。意図してはいないが。

獅子座世代に嫌われていることを隠していたが、作業系の現場でいっしょになったひとに話してみたら案外、自分のように義理の親と上手くやれてないひともいると知り安心した。

親と上手くやれないのは不義理の極み、みたいな世界観が長く渦巻いていて、農耕民族だから昔は実際そうだったのだが、いまとなっては形骸化した無意味なものであったと気づいた。

しかし、個人の人生観としては、親子関係をおさらいするのはメンタルヘルスにとても有効だと思っているからいつでも反芻して考えている。
いつも記事に書いてるが「親が親が、っていい歳して言うな」って輩がいるけど気にするな。そいつは逃げてる。自分と親は鏡だ。地球の裏まで逃げたとしても。ほんとに辛いなら見なくてもいいよ。
物理的に距離をとってはいるが、私は彼らのことをずっと考えているし、夫には自分の両親と和解してほしい。私は実父、実母と向き合う時間を自分なりに取っている。



獅子座冥王星世代にメッタ刺しにされて自己否定感を強く持っていた。
私はオトナに嫌われる呪物だと……どこかにそういう卑屈さを持ちながら人生の大半を生きていた。
そんな私を救ったのが

蠍座冥王星世代(1984-1996生)

である。

いまの職場のオーナー夫婦がまさにそうで、私の火星天王星と金星のミッドポイントであるICに冥王星を乗せてくる。

年齢はひと回り下で、この世代とガッツリ働くのははじめて。
面接に行ったときから「ここで働かせてくださいっ!!!!!!」と強く強く思った。
私は前職でメンタルをやられて3カ月家に籠っていた。日々の買い物や知人とお茶には行ったりしたが。この頃に独学して占星術の占い師としてデビューしている。(姓名判断、名付けは20代からで合わせ技をはじめた。)

ほとんどリハビリのつもりで入った職場だったがとても居心地が良い。
というのも彼らの冥王星と私の個人天体が合なので、大甘に甘やかされているのだ。(仲がこじれたら大変、ていうか終わりだよ?)
私がそんなに好き?って気持ち悪い誤解をするくらい優遇してくれる。
蠍座冥王星世代とちゃんと接するのがはじめてなので、彼らは商売としてそれをするのが上手いだけかもしれないけれど。
もちろんほかの天体の絡みはあるがこういう出方するんだなと日々多幸感に包まれている。仕事がまったく苦でない!
彼らがロマンス詐欺師だったら私はコロッとイッてたよね、きっと。
幸いお金もらうほうでよかったよ。

そういうわけで、あの頃と比べると充分に気力は回復し(体力はなくなる一方だが)、他者に愛を分けたいと思うまでに至った。
それが本来の私の長所で引き出してもらえたのだと思う。
仕事が太陽の下で生き物と自然に接するものであることは大きい。
占いのような頭のさらに上を行ったり来たり浮遊する仕事をし過ぎると、人体からときに離れすぎるというか、身体感覚、現実的価値観を見失いがちになる。そんなことないわ、という占い師さんもいるだろうけれど。
私はできるだけ土を掘ったり、草を燃やしたりするようにしている。
キャンプとかもいい。私は好きじゃないからしないけど。

どんなひとが自分を救ってくれるかわからない。
ずっと願っていたあのひとではなくて、急に思いがけず出会ったひとかもしれない。
腐らず命ある限り生きてたらいいこともあるもんだ、って思った。
それをあなたに伝えたいからまた記事を書くね。



覗いてくれたあなた、ありがとう。

不定期更新します。
質問にはお答えしかねます。

また私の12ハウスに遊びにきてくださいね。

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