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博物館の日2024

5/18国際博物館の日の記録

友人たちといまをときめく街のカフェでランチをして、電車に乗って、上野へ。ゴンチャで水分補給をしてから博物館に向かった。科博を一緒に見た。

国立科学博物館

地球館1階の人類の進化と技術の進歩みたいな円筒形の展示を見て、地球館B3(地下)の霧箱を見てもらった。
霧箱、筆者が一番好きなので。癒やし。
昔、B3にある、ベテルギウス等が立体で表に埋まっている展示も結構好きだった。

友人たちとはこの段階で分かれた。

それから日本館1階の常設展の中の企画展示をみた。企画展「知られざる海生無脊椎動物の世界」をやっていた。https://www.kahaku.go.jp/event/2024/03marineinvertebrates/

近くに展示されていた渋川春海(推定)の天球儀も見た。『天地明察』を読んで以来、つい気になってしまう。小説を読んで天文学は小惑星探査機はやぶさのような宇宙空間だけでなく、天球儀や、日本地図のように手元のものにもなるのか、と思った。

東京国立博物館

やや時間があった(はずだった)気がついたら全く時間がなかった。(泣)
本館しか見なかった。
日本以外の地域の展示のあるほかの館も見るべきであった。

本館1階の特別3室で「日本美術のとびら」という展示を行っており、楽しんだ。https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2656
「8Kで文化財ふれるまわせる名茶碗」なるコンテンツが興味深かった。
文化財と同じ形、大きさの茶碗をハンズオンコントローラーとして、その茶碗の向きや位置を動かすと、認識されて、画面のなかの名茶碗も動くしくみ。
ハンズオンコントローラーという表現が面白いなと思った。
筆者自身は並ばなかったので体験できなかったが面白そうだった。

いままであまり見たことがなかった日本の考古ゾーンに行ったところ、どんたくを鳴らせたり、小判大判を触ることができたりして面白かった。ザ はにわとも見れる馬や人の埴輪も並んでいた。

本館2F 浮世絵と衣装のコーナーで振り袖が飾ってあり、もっと毎回見に来たら良かったな、と思った。振袖 鼠縮緬地琴棋書画風景模様 I-3928などを見た。

他の建物は外観だけ見た。
表慶館は展示をやっていなかった。

ちなみに

前回、閉館時間がトーハクが長いと思って回る順番を間違えたのだが今回は間違えず科博(17時)、トーハク(19時)、国立西洋美術館(20時)の順で回った。なおトーハクはいまは20時まで開館しているようす。

https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=113#access_02

国立西洋美術館

モネの睡蓮が今回無く、舟遊びの二人だった。イマーシブミュージアムで見た絵。

2階の常設展の中の企画展示は、
真理はよみがえるだろうか:ゴヤ〈戦争の惨禍〉全場面
https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2024goya.html

導入のキャプションの、「版画集には特定の個人を同定せしめるモチーフは排除されている」といった旨の文言があり、「せしむ」を使っている格好いい文章を始めてみて心が震えた。あとで感想を語り合った知人ともせしめる…!となった。

絵とキャプションは、あの部屋の今日の企画展示には向かないのでは、と思ってしまった。
銅版画実物大なので10cm四方弱くらいの小さい絵と、何やら詳細なキャプション。それまでの展示室にある他の絵と同じで、大体の人は列になって前の人が進むと進む、ような形で見ていくのだが、ここの絵どうしが特に近く、キャプションも細かく、人によってはキャプションを熟読したり絵をよく見る人もいるので結構人のダマが生じていた。

せっかく並んだしよく見ておこう、と思う絵がどれも凄惨な絵だった。
ただこう気持ちを残すことは人間の性なのだろう、残ってるのは有り難いことだなどと思った。
戦争はよくないんだなという気持ちにならされる企画だった。

1階に、筆者の好きな、ブーグロー作の『小川のほとり』が今回も展示されていて嬉しかった。ポストカードがあったら速攻で買うのだが常設展のひとつなので今回は無いようだった。足の肉付きや静脈の書き方がうますぎる。ぜひ他の方にも実際見ていただきたい。前回は「もうひとつの19世紀」を展示してその時の看板絵の1つだった。
ポストカードも販売してくださっていてなんと100円だったので購入した。
コインロッカーに置いた荷物を取って外に出た。

以上、博物館の日2024の感想。



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