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2018年7月の記事一覧
『市民の政治学 討議デモクラシーとは何か』/篠原一
主題:我々が生きる「第二の近代」とはどんな時代か。「第二の近代」では従来の政治形態である議会制民主主義には限界が訪れる。その限界を突破するのが「討議デモクラシー」であると篠原氏は主張する。「討議デモクラシー」とは何か、その可能性について追及する。
第一章では本書のキーワードとなる「第二の近代」という語をより詳細に分析するために、「第一の近代」とされる時代、事象について確認する。
「第一の近代
『リベラルという病』/山口真由
主題…多様性や寛容を追求する「リベラル」。「保守」の対抗軸として、少数者の排除や抑圧を告発してきた「リベラル」であるが、「リベラル」は特定の条件や状況と結びつくことで、「リベラル」の本質とはかけ離れた手に負えないものとなる。それはいかなる場合なのかについて探求する。
1章は本来ならば宗教的に寛容である「リベラル」が特定の条件と結びつくことで、宗教的な側面を持つ場合があることについて論じられて