Unity ハイパフォーマンスゲーム制作入門 Vol.1-2
Unity のインストール
まずは、DOTSでの開発が可能なようにUnity自体のインストールを行いましょう。
Unity Hubのインストール
ダウンロードページ(https://unity3d.com/jp/get-unity/download)から「Unity Hub をダウンロード」をクリックしてインストールします。
利用規約に同意する場合は「Agree」を押してインストールします。(画面はmacの場合です)
Unity HubをApplicationフォルダにドラッグ&ドロップしてインストール完了です。
アカウント作成
Unity Hubのインストールが完了したら、ライセンス認証を行うため、まずはアカウントにサインインしましょう。お持ちでない方はログイン画面から「IDを作成」からアカウント作成を行うこともできます。
ライセンス認証
ログインしたら、ライセンス管理→新規ライセンスの認証→PersonalかUnity PlusまたはProのいずれかを選択して実行をクリックするとライセンス認証が完了します。
Unityのインストール
次にUnityのインストールを行いましょう。使用するUnityは2020.xの最新バージョン(執筆時点では2020.3.18f1)を使用します。現時点でDOTSはUnity 2021.xではサポートされていないため、必ず2020バージョンを使用してください。
パッケージのインストール方法
ここで、基本的にDOTSのパッケージ群はPreview版なので、そちらのインストール方法について解説します。
まず、Window → Package Manager でパッケージマネージャーを開きます。(最近のバージョンではアセットやパッケージ類などはすべてこのウィンドから設定します。)
初期状態ではPreview版のパッケージが表示されていないため、歯車のアイコンをクリックし、Advanced Project Settingsを開きます。
Advanced Project Settings でEnable Preview Packages にチェックを入れます。警告が表示されますが、I understand をクリックします。
パッケージマネージャーに戻ると、プレビューパッケージが表示されていることがわかります。
一覧にないパッケージでもいくつかの方法を使用してインストールすることができます。例えばパッケージ名を使用してインストールする場合では、右上の+アイコンをクリックし、「Add package from git URL...」を選択し、パッケージ名を入力することで直接インストールできます。
パッケージ名はGit名(Unity内部での開発で用いられている名前)であることに注意しましょう。パッケージ名はUnityのマニュアルがまとまったページ(https://docs.unity3d.com/Manual/index.html)から探していって見つけることができます。
アドレスバーを参照しましょう。(com.unity.xxx となっているところです。)
基本的なパッケージの紹介
DOTSの基本的なパッケージ群の説明をします。DOTSは機能ごとにそのパッケージが別れており、使用したい機能に応じてインストールするという方法が可能です。以下は基本的なパッケージです。
・ com.unity.entities:DOTSの基本となるECSを扱うためのパッケージです。
・ com.unity.burst:Burstコンパイラーを使うためのパッケージです。
・ com.unity.rendering.hybrid:Entitiyを描画するためのパッケージです。
・ com.unity.netcode:ECSをネットワークを経由して同期するためのパッケージです。
・ com.unity.physics:DOTSでの物理演算を行うパッケージです。(従来の物理演算は使用できません。)
このPartではUnityのインストールからパッケージの説明までを行いました。ご存じの方は蛇足でしたら申し訳ありません。
Vol.2ではゲームを作成しながら実践的にECSの基礎を学びます。続く・・・
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