道徳の授業の成功は始まる前から決まっている。
様々な附属の小学校が公開授業をしています。土曜日にしてくれることもあれば、平日のところもあります。
土日にはできるだけ授業を参観するようにしているのですが、その中で、気づいたことが一つあります。
それがタイトルにある。
道徳の授業の成功は始まる前から決まっている。
ということ。
始まる前から、すでに雰囲気がよいクラスの授業は何をやってもうまくいきます。逆に何だか重苦しい雰囲気が流れているときは、だいたい上手くいかないことが多いです。
今年の6月に筑波大学に授業を見に行った時の様子です。
人があまりにも多く、40人の子どもをその3倍はいるであろう大人が囲んでいるという状態でした。
普通なら、この時点で授業を受ける子どもはガチガチです。
しかし、子どもたちの表情は明るいのです。まるで、僕たちの授業や学習の様子をどうぞ、見ていってください。参考にしてください。というように。
見ている先生方が「育ってるな~」と感じるぐらいに。
授業が始まったらその思いは確信に変わります。
加藤先生からの第一声の発問で
「はいっ!」と一斉に自分の考えを話し出す子どもたち。
学習指導要領に書いてある程度のことは導入で出きってしまいます。
そこから、授業に入るのですから、上手くいかないはずはありません。
本当に素晴らしい授業でした。
子どもたちがそのような学習ができたのは、「何を言っても批判されない雰囲気」「クラスメイトは共に考える仲間というスタンス」「先生も悩ませる」「みんなと一緒に考えることで自分の考えが深まっていく」といったことを実感できているからだと思います。
そんな雰囲気を作るのは一朝一夕ではできません。
授業をする先生方が持っている教材観や児童観、この授業で目指すところが明確になっているからこそ、意識的に、無意識的に、したい授業像に合うように、日々学級を運営し、子どもたちを育てているからかなと私は考えました。
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