すごく簡単な道徳授業上達法

道徳科の教材研究をするのは大変です。というより、道徳科の授業にまで労力を回すのが難しいという方が適切かもしれません。

何故なら、効率が良くないから。

例えば、道徳科の授業の教材研究を3時間かけてしたとします。すると、一時間の授業がぶっつけ本番でするよりも良い授業になるはずです。(理屈の上では。)

では、その3時間の教材研究を国語科ですれば?小学校の国語科の一単元が10時間分の単元であれば、その10時間分が充実することになります。

なので、どうしても、道徳の授業研究をするくらいなら、算数や国語の研究をしようということになってしまいます。(私は、道徳の授業が面白いというよりも、そこで扱っている価値などを調べるのが面白いので、道徳科の授業の研究をしています。)

そんな中で、授業が上手くなるにはどうすればよいか?

僕の考える最も簡単な方法は?

「どんな気持ちですか?」と問うのをやめること

まず、「どんな~」という質問は、子どもにとって非常に答えにくいものです。また、答えられたとしても、うれしい気持ち、悲しい気持ちといった浅い答えしか出すことが出来ません。

でも、本当に子どもたちに答えてほしいのはその先にあるものですよね?

で、あるならば、そこをストレートに問いましょう。そんな発問を一つ用意して授業に臨んでみてはいかがでしょうか?

「どんな~」と聞くのをやめると、当然他の疑問詞で問いかけることになります。

「いつ」「なぜ」「何」などで問うことで答えるべきものがより具体的に定まってきます。

また、こちらが子どもたちに考えてほしいことや気付いてほしいことなども定まりやすくなります。

授業のユニバーサルデザインでいうところの「焦点化」です。

週にたった一時間、されど、大切な一時間。そんな時間だからこそ大切にしていきたいものです。

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