道徳教育の歴史を千字ぐらいで解説。
道徳教育には大きく分けると二つの考え方があります。
①道徳は普段の生活や授業の中で十分に教えられるという考え方
②道徳はそのために一コマの時間を設けて教えるべきだという考え方
①のことを全面主義、②のことを特設主義といいます。
では、日本はどちらの立場をとっているのかというと現在では両方の立場を取り入れているということが出来ます。ここでは、便宜上、戦後に絞って話を進めていきます。
戦後の日本の道徳教育は、最初、全面主義を採用します。これは「修身科」が戦争の片棒を担い