Doto Eden 弓月 光
弓月 光
今でも青年誌で連載しているのだろうか(老眼になってから本屋にも行かない)。私にとっての弓月氏は、一条ゆかり先生のメカ担当に
「ナオミあ・ら・かると」である。
りぼんでコレを読んだ時は衝撃だった。
トップレスの主人公に、飲酒喫煙のシーンが出てくる。
少年誌では当然なこととしてそういうシーンはあるのだけれも。
そしてもっと酷い(素晴らしい)のが週間マーガレットに移ってからの
「ぼくの初体験」
である。
男女で脳移植したことによるラブエロコメで、ある週に扉絵が授乳用のブラジャーをつまみ持ってるヒロイン春奈だった時は鼻血が出そうになったものだ。
更に、春奈が妊娠したかもしれないとの場面で、そんな行為をしたのかと問い詰められた彼女の台詞が
「だって唾を飲んだのよ、いっぱい…いっぱい飲んだの」
と将来母になるであろう読者たる少女達にとんでもない誤情報を開示し、男は男でこの唾って真っ白白スケの事か?と妄想を膨らませ暴走に至らせる、とんでもない問題作だ。
ココはマーガレットだぞ。
と憤慨していたら、いつの間にか青年誌で
「みんなあげちゃう」
が連載されていた。
きっとそこが本領だったんだろう。
タイトルは忘れたが、車上手の弓月先生の作品で、
ルノー5(サンク)ターボ II
がミニパト仕様で出てくるものがある。
ラリー用にエンジンをミドシップにマウントし、大迫力のオーバーフェンダー付きの戦闘マシン。
タミヤのプラモは買ったぞ。
なんたって車のチョイスが素晴らしい。
ルノー5ってフランスじゃあ日本の軽四のような使われ方で欧州で大ヒットしたコンパクトカーである。
前モデルの4(キャトル)もオサレで日本のCMにも結構使われていた。
それのスポールモデルをミニパトにしちゃったのであった。
私はヒロインが瞳に涙を浮かべる弓月先生の画が、清純にしてコケティッシュで
大好きだ。