見出し画像

今日から使える写真講座 Vol.03

2018年6月から2020年1月まで、福井県の地域誌に寄稿していた写真を撮影する時に誰でもできるワンポイントレッスンを20回分を再構成してアップしていきます。
3回目は食べ物を美味しそうに撮るちょっとした技術編です。

美味しく映る食べ物の写真術

カフェやレストランで美味しそう!という食事が出てきたときにカメラを向けて写真を撮りたくなりますよね。
その瞬間に心を躍らせた「おいしそう!」これも思い出。その思い出を写真にして残すときにやっぱり上手に撮影できたらなという時のワンポイントアドバイスです!

そこに光は何個ありますか?

飲食店の場合、目で見たときに料理が美味しく見えるように、温かな色の照明が多いのではないかなぁと思います。

この光を上手に操ることができれば問題ないのですが、テーブルの上、カウンター、その他スポット照明などたくさんあると、色んな光が混ざっています。そして光が混ざっていると影の出方も様々。
写真にするととても違和感のある写真になってしまいます。

光をひとつに

そこでワンポイントアドバイス!

可能な限り、光源(光を発する元の部分)を1つにしましょう。
といってもお店で、「あそこのライト消してください!」なんて絶対に言わないでくださいね。
(僕たちがお仕事で飲食店の取材をさせて頂くときも、他のお客様がいない時間に「申し訳ないのですが、、、」と、恐縮しながら消して頂いています。)

画像1

ではどうするのがベストなのか?
カフェでのランチなどであれば、自然光の入る窓際の席で撮影してみてください。
ここで、Vol.01のコラムで書かせて頂いた「露出補正」も使いながら撮影すると、ナチュラルな写真が撮影できるハズです。

なかなか撮影条件を揃えられない、、、(^_^;)

光がうまく操れない、うまく条件が整わない時もあると思います。
そんな時は「美味しそうだな〜!」と感じたポイントをクローズアップしてみてください。

全体を写そうとし過ぎて、何に感動したのかが見えにくくなることもあるので、ズーム機能を駆使することで、余計な光の影なども気にならなくなると思います。

最後にお願い。

誰かに写真をつかってアピールするよりも。本当に美味しいという思い出を残す為の写真術です。

どんなに美味しそうなメニューでも、温かいものは温かいうちに。冷たいものは冷たいうちに食べてくださいね。

また、お店の雰囲気を壊さないようにTPOに気をつけましょう。

<お店の情報>
福井市内にあるDot.Graphでは女性カメラマンが講師となった写真講座を開催しています。


よろしければサポートをお願い致します。いただいたサポートは自社スタジオ「Dot.Graph」で開催している家族写真をもっと身近にする撮影イベントや写真教室の運営費にさせて頂き、より多くの幸せを感じる機会づくり、キッカケづくりを行っていきます。