今日から使える写真講座 Vol.02
2018年6月から2020年1月まで、福井県の地域誌に寄稿していた写真を撮影する時に誰でもできるワンポイントレッスンを20回分を再構成してアップしていきます。
2回目にして撮影技術を離れます。撮る写真ではなくて、見て楽しむ写真についてワンポイントレッスン。
外に出れないときこそ「写真集でも読みませんか?」
今回のタイトル不思議じゃないですか?「写真集でも読みませんか?」となっています。写真集って見るものじゃないの?読むって・・・?そう感じられる方が多いかなと思います。
写真集のジャンルをザックリ分けてみる
まず、ひと言に写真集といってもいろんなジャンルがあります。
それを大きく二つに分けて、一つ目は綺麗な風景や空、星・かわいい猫や犬、動物・アイドルや俳優など。
これらの写真集は被写体、モデル、写真に写っているモノが中心になっている写真集のジャンル。
もう一つは、写真家が見ている景色、人。そして考え方などをテーマにして、写真家本人が中心にある写真集のジャンルです。
その大きく二つに分けたジャンルの中で今回の「読んでみませんか?」は、後者の写真家本人が中心にある写真集を是非手に取ってもらいたいなと思ったからです。
写真集を読む方法
では、どうやって写真集を読むのかについてワンポイント
写真集が仕上がる過程では、写真家が色んな選ぶ作業をしています。
①どの瞬間にシャッターを押すか押さないかの選択。
②撮影した写真の中から、プリントするかしないかの選択。
③プリントした写真の中から、写真集の中に入れるか入れないかの選択。
④写真集に入れるとなったときに見せる順番の選択。
⑤その写真集の中でどんな大きさにするかの選択。
などなど。
ここには書き切れないほどの選択をくぐりぬけた1枚の写真が集まって写真集になっているのです。
この事を知ってもらった上で、写真家が「なぜ?」この写真を見せようと思ったのか?について考えながら、写真集のページをめくっていくことで読み進めることができるようになるのです。
写真集を読むことが写真を上手に撮るための近道!
写真集を読んでみることで、これから先、みなさんが写真を撮るときに「なぜ?今シャッターを押すのか」を考えられるようになり、写真の腕前が格段に上達するようになります。
色んな状況やご時世、悪天候などで外に写真を撮りに行けないなぁと思うときは、写真集を読んで、写真を撮るための下準備をしてみてください。
<お店の情報>
福井市内にあるDot.Graphでは女性カメラマンが講師となった写真講座を開催しています。
このnoteの記事より、もっと詳しく写真を知って楽しみたいとお考えの方は福井市周辺の方に限られてしまうと思いますが、ぜひご参加ください。
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