いつかおばあちゃんになるあなたへ…トークスクランブル!
もんだい
欲しい時にくれないで、
とくに欲しくない時にくれるものなーんだ?
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うちの施設の大浴場は、カランのある洗い場が4台ついています。スタッフ同士の業務連絡をする際わかりやすいように、奥から順に1番〜4番と呼んでいます。
洗い場2番に立ち二宮さんのシャンプーをするマリ
「二宮さん、頭でかゆいところありますか?」
洗い場2番の二宮さん
「…(無視)」
洗い場3番の三輪さん(一人で洗体中)
「ないよー」
洗い場2番から湯船に向かってマリ
「湯山さーん、湯船のお湯加減いかがですか?」
洗い場2番の二宮さん
(目下シャンプーで頭をゴシゴシ中、お湯は使っていない)「ちょうどいいわよ」
あはは…(;^_^A
お風呂の中ってただでさえエコーがかかったりして会話が聞き取りずらいですよね。さらに高齢者は耳も遠い。
浴場内介助に入るスタッフは2〜3人。タイミングによっては一人で浴場全体に目を光らせながら洗体のお手伝いをしたり、湯船や洗い場にいる方に対して声を掛けたりする。
湯船に浸かっている方がのぼせたり溺れたりしないよう、一人で洗体している方が転倒したりこすりすぎたりしないよう、浴場全体を常に把握していないといけない。
複数の方と関わりながら、会話がチグハグにならないよう、どなたに対して話しかけているのかできるだけ主語を頭につけて話すのですが、なぜか皆さん、自分への問いかけではなく他の人に掛けた言葉にお返事をくださる。
(;^_^A
中にはなんでも全部、スタッフ間の業務連絡にまで「大丈夫」とか「いいよ」とか言ってくださる認知症の方もいたりして(笑)。
お風呂介助はローテーションですが、マンツーマンで関わることができるし、その方の身体の状態、例えば膝の曲がり具合とか脚のむくみとか怪我や湿疹などなど…もよく見ることができるので介護職にとっては大切な仕事です。
こんなゆかいな混線トークもあって慎重に行う中にも笑いがあったりして「気持ちいいわー(*^^*)」という言葉や表情に癒されたりして好きなポジションです。仕事に好き嫌い言ってはいけませんけどね。
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こたえ
マリの問いかけに対する
利用者様からのお返事