水田マリ

(個人が特定されないようフェイクを入れています)介護福祉士•社会福祉士です。利用者様との思い出や、介護職として考えていることなどを綴ります。(回顧録が多いのでコロナ禍後に読むと違和感を感じる部分があるかも知れません)現在自分の母親の介護をしているので家族視点での介護話もできれば…

水田マリ

(個人が特定されないようフェイクを入れています)介護福祉士•社会福祉士です。利用者様との思い出や、介護職として考えていることなどを綴ります。(回顧録が多いのでコロナ禍後に読むと違和感を感じる部分があるかも知れません)現在自分の母親の介護をしているので家族視点での介護話もできれば…

最近の記事

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いつかおばあちゃんになるあなたへ…はじめまして😊

はじめまして。介護福祉士•社会福祉士の水田と申します。アラフォーで介護の世界に飛び込み、働き始めて10数年が過ぎました。デイサービスの相談員、管理者を経て、現在は実母の介護をしながら訪問介護と介護系フリーランス(講師など)として活動しています。記事の多くは過去にデイのスタッフとして日々奮闘していた頃に、慌ただしくも充実した毎日の記録を残したくて書き溜めたものです。 介護の仕事をしている人や家族の介護をしている人にはもちろん、これから介護の仕事を始める人や、介護の仕事に興味が

    • ご無沙汰しています、いろいろ変わりました

      年末から身辺がバタバタしており更新する手が止まってしまっていました。 いろいろありまして、ライフスタイルが変わりました。現在実母の介護をしながら仕事量はかなり絞ってのんびり暮らしています。 また少しずつ更新していきますのでよろしくお願いします😊

      • しばらくバタバタしています

        身辺バタバタして更新が滞ってしまいました。またぼちぼちやって行きます〜

        • いつかおばあちゃんになるあなたへ…冬の愉しみ

          利用者様の衣装は気になってチェックしてしまいます。 もちろん仕事上の視座で季節や今日の天気、体調に合わない衣類を身につけていないか、ひどく汚れていないか、という観点からは常に目を光らせています。 真夏にヒートテックとかダウンジャケットとかね…(あるあるです)。 男女問わず利用者様が素敵なお洋服を着ていらしたら「素敵ですね」「お似合いです」と声を掛けます。 話の種として「どこで買ったんですか?」「どなたが選んだの?」 などと聞いたりもします。 こういう一年中のファッシ

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        いつかおばあちゃんになるあなたへ…はじめまして😊

          いつかおばあちゃんになるあなたへ…◯◯は口ほどにものを言う?

          言葉で指示されたことを理解して、実行出来るかどうか…?認知症になると難しくなってくることの一つです。 例えば、体操の時間に「右手をあげてください」という言葉の説明だけでその動作ができる人はうちのデイサービスの中では多くはありません。耳が遠くて聞こえない方もいらっしゃいますが。 例えば… マリ「みなさん、右を見てください」 聴こえて理解した方は右を向きます。 マリ「右ですよー」(と、皆さんから見て右側を指で指し示す動作をする) すると、皆さんも、右側を指で指し示す。

          いつかおばあちゃんになるあなたへ…◯◯は口ほどにものを言う?

          いつかおばあちゃんになるあなたへ…頑固親父の柔らかさ

          地域の有力者だった(らしい)青木さん。現在独居で、いわゆる高齢者専用賃貸住宅にお住まいです。 二言目には地元議員の名前を出してあいつは俺の兄弟分だから。昔さんざん面倒を見てやった。とおっしゃいます。 そんな時代を生きてきた人。ザ・頑固親父という感じ。 お堅い職業に就いておられた男性あるある「外出する時は背広」。青木さんもそのうちのお一人で、背広でデイサービスへ来てくださる。 ただしその背広はかなりくたびれてヨレヨレ…独居ですし仕方ないかな…ヘルパーさんも入ってますが。

          いつかおばあちゃんになるあなたへ…頑固親父の柔らかさ

          いつかおばあちゃんになるあなたへ…ブラックジョークはお好き?

          利用者様「あなた、裸足じゃないの、大丈夫?」 マリ「(お風呂当番だから裸足なのです)ありがとうございます…実は靴を買うお金が無くて…」 利用者様A「…可哀想に(T_T)」 利用者様B「まーた嘘ばっかり言って!悪い子!(笑)」 -------------------- 利用者様「アンタ半袖で寒くないの?」 マリ「(常に暑い更年期)実は…上着を買うお金が無くて… -------------------- 送迎車のドライバーのおじさんもなかなかやりますよ! 運転業

          いつかおばあちゃんになるあなたへ…ブラックジョークはお好き?

          いつかおばあちゃんになるあなたへ…コント「ババ抜き」

          コントみたいなリアルがデイサービスの日常です。よくスタッフ同士で「これあの監督で映画にしてくれたらめちゃくちゃ面白いのにね!」なんて言い合っていますが、映画になる前段階として、まずは私が書籍化を目指します…(本気です) 程度の差や型の違いはありますが、認知症の利用者様が大半を占めるデイサービス。 今日がいつかわからない方はたくさんいますし、自分が誰なのかもわからない重いレベルの方から、漢字も書けるし般若心経も暗唱できるのだけど、5分前の記憶が無いという一見しっかりして見え

          いつかおばあちゃんになるあなたへ…コント「ババ抜き」

          いつかおばあちゃんになるあなたへ…サッチーに幸あれ

          家族介護における虐待者の一位は同居する実の息子だというデータがあります。もちろん全てではありません。実の息子さんでもお婿さんでも温かい手でお世話をなさっている家族はたくさんいます。 ただ、現実問題として男性でも女性でも、仕事を持つ方がたった一人で要介護の親の世話をするのは想像以上に大変なことだと思います。 サチさんは90代。独身の息子さんと二人暮らし。息子さんは就労があり、多忙で日中独居。本意でなくともお世話が行き届かない、そんな切ないやるせないケース。 サチさんはかな

          いつかおばあちゃんになるあなたへ…サッチーに幸あれ

          いつかおばあちゃんになるあなたへ…番外編

          更新が滞ってしまいました。今公私共にバタバタしています。私の記事は過去に書いたストックから引っ張り出して来ていますが、今思っていることは今書かないと忘れてしまう!と急いでこの画面を開きました。 利用者さんと過ごす日々が楽しくて充実していて一日があっという間です。何度も書いていますが、私はこの仕事を「ひとを愛する仕事」だと思っています。 福祉の専門職としてお堅く言うと、基本的人権を尊重し、生存権を担保する最先端の担い手です。その人が生きているということの尊さを胸に、その人が

          いつかおばあちゃんになるあなたへ…番外編

          いつかおばあちゃんになるあなたへ…婆ちゃんの口に戸は立てられぬ?

          デイサービスのフロアでは4〜8人程度のグループで、一つのテーブルを囲むように着席いただいています。 女性はとにかく、良きにつけ悪しきにつけ人の噂話が好きなんですね。三つ子の魂百まで。何歳になっても女です。 お隣の方と話すにも耳が遠かったり声の調整がきかなかったり、認知症で対人関係やモラルに無頓着になっていたりするので、割と大きな声で近くにいる人の噂話をしてしまうこともあります。 もちろんスタッフが間に入って話題をそらしたりして、雰囲気が悪くならないようにしなくてはいけま

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          いつかおばあちゃんになるあなたへ…ディスられて

          背が高くて大柄のヨシコさん。80代で、片麻痺があり車椅子利用の方です。食事にも排泄にも、全て介助が必要です。 体が大きくて重いので、立位は二人介助です。(立つ時はスタッフ二人必要の意)前で抱えるポジションは男性スタッフか、特定の女性スタッフにしかできません。 私は仕事に関して、(身体的にも精神的にも)困難な相手ほど自分から多く関わりを持てるよう手を挙げ仕事を取りに行き、数こなして攻略した者勝ちだと思っています。 (仕事に勝ちも負けもありませんが働く自分の姿勢として)

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          いつかおばあちゃんになるあなたへ…セレブくらべ?

          繁華街に貸しビルを持ち、時々刑務所(本人曰くのショートステイ)を利用する貝原さん。口は悪いけど憎めない感じの粋な男性です。 時々セレブごっこジョークで遊びます。 マリ「貝原さーん、今度クルーザー乗せてくださいよー」 貝原「そんなモン持ってねーよ」 マリ「えー、じゃあジェット機は?」 貝原「そこまで金持ちじゃねーよ、 オマエだってジェットなんて持ってねえだろ」 マリ「ウソー、うちだってジェットくらいありますよ?…ゴキジェット(;^_^A」 貝原「オマエは本当にどう

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          いつかおばあちゃんになるあなたへ…昭和のチャラ男

          認知症が進み、徘徊するようにってからうちのデイを利用することになった山川さん。まだ年齢的にはお若く、70代。奥様も60代後半です。 徘徊する方は、足腰がしっかりしていて自分で歩く脚力や体力はあるけれど認知症がだいぶ進んでいるケースが多いです。 ご家族も度重なる徘徊や保護してくれた警察とのやりとりで心身ともに削られ消耗していらっしゃいます。 そんな山川さん。カラオケがお好きで、来たばかりの頃は石原裕次郎を素敵なビブラートと甘い歌声で聴かせてくれました。 現在はもうカラオ

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          いつかおばあちゃんになるあなたへ…モテ期?

          今日もモテモテの日でした♡ 私が心の中でアルプスの少女と呼んでいる林田さん。明るく天真爛漫で笑顔が素敵な女性。ADL(日常生活動作)は自立しているけれど認知症がありトイレへは付き添い見守りが必要です。 衣類の上げ下げは物理的にできるけれどリハパン(リハビリパンツ)に失禁していても気がつかないとか、尿取りパットをトイレに流してしまってトイレを詰まらせる可能性があるからです。 よって、林田さんが離席したらすかさず手が空いているスタッフがさりげなくササッと付き添います。 サ

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          いつかおばあちゃんになるあなたへ…あの娘はどうしてる?

          経験者は語る? 高齢の、じゃなくて(笑)恒例のカラオケタイム。皆さんで歌える定番曲今日は… 千昌夫さんの「北国の春」。(作詞:いではく) 🎵好きだとお互いに 言い出せないまま 別れてもう5年あのこはどうしてる…🎵 永山じいさんがボソッとひとこと。「5年も放っておいたらよ、女なんてとうに次へ行って、他の男の子供産んでるよ」 (;^_^A そ、そうかもね… 永山さん、否定できない私を許して(笑)。

          いつかおばあちゃんになるあなたへ…あの娘はどうしてる?