いつかおばあちゃんになるあなたへ…ディスられて
背が高くて大柄のヨシコさん。80代で、片麻痺があり車椅子利用の方です。食事にも排泄にも、全て介助が必要です。
体が大きくて重いので、立位は二人介助です。(立つ時はスタッフ二人必要の意)前で抱えるポジションは男性スタッフか、特定の女性スタッフにしかできません。
私は仕事に関して、(身体的にも精神的にも)困難な相手ほど自分から多く関わりを持てるよう手を挙げ仕事を取りに行き、数こなして攻略した者勝ちだと思っています。
(仕事に勝ちも負けもありませんが働く自分の姿勢として)
もちろんヨシコさんの抱えもやります。喜んで引き受けます。ヨシコさんの介助をしていると声が出せないながらも、吐息でしゃべるように息に言葉を乗せてヨシコさんが話してかけて来てくださいます。
「…あんたいちばんへたくそ」
「…なにやらせてもあんたいちばんだめ」
「…ほかのひととかわりなさいよ」
マリ「(T_T)ヨシコさん、私そんなにダメですか?」
「…なにもかもだめ」
(T_T)(T_T)(T_T)
そんな時に限って、ヨシコさんの前介助が出来るスタッフは私だけしかいなかったりする。
マリ「今は私しかいないんです、ごめんなさい」
たまに泣きそうになります(;^_^A いやいや、仕事中に泣きませんが(笑)。なんで私そんなに嫌われてるのかな?と。
でも同日のうち、次にトイレに行った際
「…あんたがいちばんいいわ」
「…あんしんしてまかせられる」
と言って来てくれたりします(;^_^A。
認知症が進行しているので仕方ないのですが、自分が誠意を尽くしている相手に日替わり?時間変わり?で、つまり思いつきで正面きってdisられる(笑)
こんな職業…嫌いじゃない(笑)
by…ドM女マリ