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ニジョウサバはイヤだ。
朝、ゆっくり起きてのんびりテレビなぞ眺めながら、朝食をとる至福。
年末の一挙放送でブラッシュアップライフがやっていた。
途中から見始めたのだが、めっちゃ面白い。なんで見てなかった?当時の私。
Tverで今なら1話から期間限定で見られるということで、ワハワハしながら少しずつ見ている。
やっぱり安藤サクラさん、いい演技をするなあ。こんな自然な演技、どうやったらできるのかしら?
(以下ネタバレあり。)
33歳の若さで交通事故で死んでしまった人生一週目。次の生命を決める案内所へ行くと、グァテマラ南東部のオオアリクイだと言われる。
このオオアリクイの写真がねぇ、ああこれにだけはなりたくない~!(オオアリクイさんには申し訳ないけれども!)という写真なのだ。うまい、うますぎる(笑)
しかし徳を積めば今世をもう一度やり直せるということで、一週目の失敗を修正して徳を積む主人公麻美。
しかしまた違う交通事故で33歳で死んでしまう。
前回同様、次の生命を決めるべく案内所へ行くと、今度はインド太平洋のニジョウサバと言い渡されるのだ。
~~~~~
そんな中、お嬢が今年最後の部活からぷんぷんしながら帰ってきた。
何があったかあんまり聞きたくないが、
「もう、聞いてよー!!!」
と私の隣にドカッと座り、否応なく話始める。
どうやら逃れることは不可避のようだ。
「ずいぶん帰ってくるの、遅かったね。」
と、私が言うと
「だって今日練習の後、大掃除だったんだよ?」
と言うので
「ふーん、でもまあそれは仕方ないよね。年末だもんね。」
と私が言うと
「もう、めっちゃ疲れたんだから~!だってさ、私以外の一年生、大掃除の時間ってなったら帰ったんだよ?どう思う!?」
「それは、それは。ご苦労様でございました。」
「部室の引き出しの中全部開けてさ、要るもの、要らないものに分けてさ・・・ハ、ハ、ハ、ハークション!
ああ、もうっ!目もすっごいかゆいし、最悪~!」
お嬢はハウスダストにアレルギーがある。
相当ほこりっぽかったのだろう。
くしゃみが止まらない。
「でもまあ、また一個徳を積んだね。これでインド太平洋のニジョウサバにはならずに済んだもんね。」
というと、お嬢はニヤリとし、
「うん、そうだね。サバはやだよね。」
と笑った。
ブラッシュアップライフ、万歳、である。