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世界遺産「姫路城」に行ってきました。その3
世界遺産検定1級を目指して勉強しているみずたまです。
今日はとうとう大天守に入ります。
ここまでの記事はコチラ。
<その1>西の丸百閒廊下~化粧櫓まで
<その2>化粧櫓~将軍坂~姥が石まで
さあ、大天守に入る前にもう一度外側から眺めてみましょう。
姫路城の大天守は外側から見ると石垣の上に5層のの天守が見えますが、実は地下一階、地上6階の全7階建てになります。
スタートは石垣内の地下一階から。
ここには用途不明の流し台となぜか特別展示の時にしか公開されない厠(かわや=トイレ)、そして東の心柱と西の心柱がありますが、とにかく暗い。
暗くて写真もこの通り・・・
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実は、この心柱を見るのを私はとても楽しみにしていました。
心柱は一階から五階までを通る天守の中心的な柱です。
特に西の心柱は、昭和の大修理の時に腐敗が激しいことがわかり
入れ替えられたのですが、木曽の山中から運搬する時に
途中で折れてしまうというアクシデントがあり、
地元姫路の神社の御神木を切って二本の木を継いで作られた
という経緯があります。
対して東の心柱は創建当時のまま。
もみの木が使われており、昭和の大修理の時に根本が腐っているのがわかったので、一部台湾檜(ひのき)に根継ぎされました。
けれど地階は真っ暗で継いであるのかどうかさえもよくわからず・・・
まあ、心柱は五階まで通っているので、この先を楽しみにしましょう。
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めちゃめちゃ急なので注意。
降りるのが特にコワイ😵💫
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六葉釘隠し。
木製です。
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かわゆし❤️
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緑青が出ていますが
最上階は格式の高さゆえ
銅製で金箔が貼られてたそう。
また、姫路城にはこんな場所もあります。
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石や熱湯を落としたそう。
城を登る敵を蹴落としたのでしょうか?
外から見ると…
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「格子の木は八角形になっていて、
鉄砲が打ちやすくなっている」
というのは、隣にいたガイドさんの盗み聞き🤭
三角屋根の千鳥破風(ちどりはふ)の内側ってこんな風になってるんだ~とも感心。
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更にこんな忍者屋敷のような空間も!
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城に攻め行った敵を隠れて迎え討つ。
実はこの下にももう一段武者隠しあり。
2階建て構造?
そしてとうとう三階の西の心柱です。
この写真で2本の木が継いであるのがわかるかなあ?
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色をつけてみると、こんな感じ。
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あまりに嬉しくなって興奮してしまい、何枚も写真を撮りました。
あとから写真フォルダを見たら柱ばかり20枚ぐらい撮ってた(笑)
柱コレクター。
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美しい✨
さてさて今日もここでQuestion!
まずはこちらの写真をご覧ください。
瓦の間の目地にご注目いただきたいのですが、白いところと黒いところがありますよね?
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姫路城の大天守の瓦は平成の大修理(2009~2015)の時に葺き直しをされ、真っ白な姿になったのですが、このように既に白黒になっています。
一体それはなぜでしょう?
※ヒント
手前が白いですね😊
答えは…
雨によりカビが生えたから
でした。
手前が白いのはおそらく屋根があって、この部分だけ雨にあまり当たらないのだと思われます。
白い姫路城が見られるのは期間限定ですね💦
最後に最上階にある神社でお参りをしました。
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また来られるように祈願して🥰
ちょっとはしょりながらの大天守ツアーとなりましたが、姫路城に行ったことがある方もない方も、楽しんでいただけたら嬉しいです💕
さてさて次回は姫路城の旅、最終回です。
記事をご覧いただき、ありがとうございました🏯